この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 小竜の国
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2021年03月発売】
- 眠れない夜は羊を探して
-
価格:704円(本体640円+税)
【2022年03月発売】
- 君と、眠らないまま夢をみる 1
-
価格:693円(本体630円+税)
【2021年04月発売】
- 18枚のポートレイト
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2022年03月発売】



























[日販商品データベースより]
1930年代の上海、迫り来る戦乱を前に、きらめく光と喧噪、目くるめく色彩に満ちた十里洋場の金字塔は、その基層にダンスホールのリズムに泡影のごとく消えいく人々を包摂して鳴り響き、天に向けて怒りと苦悶の叫びを上げていた。30年代上海の空に彗星のごとく輝いた海派文学の旗手、穆時英の代表作五編を収録する。
金のある奴らには一元なんて端金だが、俺たちは命と引き換えだ。死ぬほど走らなくてはならない。暑い暑い熱毒の日に、客は「遅いぞ、もっと速く走れ」と怒鳴る。アスファルトの道は全部溶けて、踏み出す足の一歩一歩が、まるで煮えたぎる油を踏んでいるみたいで、心と体をしきりに痛めつける。(「上海の獅子」より)