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[BOOKデータベースより]
研究の新展開を示す17のアプローチ!オペラ、バレエ、ミュージカル、それらを原作とする漫画まで…複合芸術として自らの裾野を拡大し続けてきたオペラ/音楽劇は、各国の政治情勢、異文化との邂逅、新メディアの隆盛を受けて、どのように変容を重ね、現在にいたったのか。舞台上で、学術研究で、いま追究される課題を17名の専門家が多角的に論じる。
第1部 オペラ/音楽劇における作品の源流とジャンル形成(ヴァーグナーのヴィーナスと中世;バロック・オペラにおけるプロローグの機能とその演劇的意義;ヴィーラント《アルケステ》とジングシュピールの理念)
第2部 オペラ/音楽劇と現代思潮(ハンブルクの祝祭劇とその台本―ラインハルト・カイザーの《豊穣なポーモーナの勝利》を中心に;二十世紀初期ウィーンにおけるジャポニスムの音楽劇;オペレッタにおけるジャズとハリウッド―一九二八年から一九三八年にかけてのアメリカニズム;持て余された「グロテスク」―《中国の不思議な役人》の変容と評価からみる作者像の問題)
第3部 オペラ/音楽劇における教育と人材育成(北村季晴の音楽劇と実験的試み―お伽歌劇《ドンブラコ》にみる「歌と動作」の結びつき;「ロシア大歌劇団」からメトロポリタン・オペラへ―メゾソプラノ歌手ブルスカヤのオペラ活動の軌跡;英国ロイヤル・オペラ・ハウスにおける教育普及活動と資金調達戦略―一九七〇年代 ジョン・トゥーリのリーダシップに見る改革の軌跡)
第4部 オペラ/音楽劇の身体表象(十九―二十世紀転換期のバレエに描かれた日本と日本人―英国ロンドンの場合;ホフマンスタールとメイエルホリド―《エレクトラ》における古代性の美学;歌う俳優とその受難―現代のオペラ上演における演技の問題;ギルバート&サリヴァン《ミカド》をめぐる議論と上演の現在地)
第5部 オペラ/音楽劇とメディア(一九二五―三七年のザルツブルク音楽祭におけるオペラ公演とラジオ放送;クルト・ヴァイルの社会派音楽劇と社会的メディアとしての音楽劇;ローゲの表象―あずみ椋・池田理代子プロダクション・里中満智子による《ニーベルングの指環》の漫画化を中心に)