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[BOOKデータベースより]
愛別離苦、生老病死―。人生における幸・不幸をどう受け止め、“今ここ”を最高の瞬間にするか。求道一筋、名だたる禅僧に師事してきた尼僧が紐解く“すべてをプラスに転じる生き方”。93歳の名僧が教える人生の要訣。
第1講 どんなことも、同じ姿勢で受け止める―毎日を豊かにする法(どんな景色もよい景色といただく;人間の是非から天地の是非へ―正しさとは;二千年前も、二千年後も「変わらないもの」 ほか)
[日販商品データベースより]第2講 “今ここ”に命をかける―すべてを幸いに転じる法(一日をどう生きるか、一生をどう生きるか;“今ここ”が、すでに浄土―彼岸;極楽も地獄も、こちらの心一つ ほか)
第3講 人生を円相で考える―よりよく生きる法(人生、どこから風が吹こうとかまわない;我々は常に、仏様の御手の中にいる;お手洗いで紙を捨てるたびに、「ご苦労さん」 ほか)
平成二十一年、曹洞宗の僧階「大教師」に
尼僧として初めて就任した著者は、今年で九十三歳。
現在、「日本一の女性僧侶」と言われています。
数年前から、脳梗塞、心筋梗塞、大腸がんと
立て続けに大病に襲われ、入院中に心臓発作を併発。
その際の心臓マッサージで肋骨を骨折し、
さらには大腸がんが肝臓にも転移する
といった凄絶な闘病生活を送ってこられました。
このような絶望的な状況でも、著者は
「一気に病気をしたおかげで生老病死(四運)の
勉強ができて、やっと一人前になったかな」
と現実をありがたく受け入れます。
本書は、その時の気づきを
「生かされている命のご恩返し」
として話された伝説の講話をまとめたものです。
道元禅師に「四運を一景に競う」という禅語があります。
この言葉は
「生老病死──人生、どんな景色でも、豊かな景色と受け止めろ」
といった意味です。
何ごとも心の持ちよう。
本書は、禅の立場から、いついかなる時も
「命を輝かせて生きる」
心の持ち方を紹介したものです。
全編に、
「私たちは自分で生きているわけではなく、
天地いっぱいのお働きで、生かしていただいている」
といったメッセージが満ちています。
読後、「いまここ」を生きていることに、
感謝の念が自然と湧いてくるのはそのためでしょう。
自分一人より、大事な人と読んでおきたい一冊です。