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[日販商品データベースより]
19世紀半ばに米国へ紹介された幼稚園は、20世紀初頭には公教育の一部として定着した。その過程で指導理論は、フレーベル主義からデューイらの進歩主義へと移り変わった。前者は保守派、後者は進歩派とされ、10年にわたる論争の末に進歩派が主流となったと考えられている。
しかし、幼稚園で行われた音楽や遊戯の実践では、この定説とは異なる様子が見られた。理論上は対立していた両派の指導者が、互いの実践を高く評価していたのである。そこには、理論よりも現場での実効性を重んじる姿勢があったと考えられる。
1920年代に入ると、幼児教育にも科学的研究法が広がり、客観的な測定や成果の重視が進んだ。世界的不況や戦争の影響で、児童中心主義よりも効率性が求められるようになり、全米規模の幼小連携カリキュラムが整備された。この時期に刊行された「コンダクト・カリキュラム」は、客観的評価と社会的行動の学習を重視したが、教師中心的であるとの批判も受けた。
その後に出版された関連書の中には、こうした傾向をさらに推し進めたものと、批判を受けて児童中心の理念へ立ち戻ろうとするものがあった。音楽や遊戯を扱う書籍は後者のものであり、ここでも理論の先鋭化よりも実践の有効性が意識されたと考えられる。
本書は、20世紀転換期米国の幼稚園教育における理論と実践の関係を、音楽と遊戯の変遷を通して明らかにしている。