- 心を持つAIは作れるのか?いや、そもそも人に心はあるのか?
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- 価格
- 1,210円(本体1,100円+税)
- 発行年月
- 2026年01月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784569860435
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[BOOKデータベースより]
脳科学とAIの進展は、「私たちの選択は本当に自由なのか」という根源的問いを現実的課題として突きつけている。本書は、科学的知見を基盤に、自由意志が幻想である可能性を検証し、人間とAIの“選択”の仕組みを比較する。さらに、自由意志の不在が倫理や責任に与える影響を考察するとともに、「自由意志がない」と受け入れることが人を苦悩から解放し、むしろ幸福へとつながるという視点を提示する。
第一章 自由意志は存在しない(ベンジャミン・リベットによる世紀の実験;長いスパンの決断も「無意識」が下すのか? ほか)
[日販商品データベースより]第二章 無意識を解き明かす(無意識と意識の割合はどれくらいか;「本能的な無意識」と「学習による無意識」 ほか)
第三章 人は幻想を生きている(意識するタイミングは錯覚!?;脳は都合のいいように時間をひずませている ほか)
第四章 無意識はコントロールできるのか(無意識は「遺伝」と「学習」の影響を約50%ずつ受けている;遺伝が50%ということは、親から受け継いだ「個性」が半分あるということ ほか)
第五章 自由意志のない世界の幸福論(自由意志がない中での行動とは?;自由意志がないなら、犯罪は無罪になるのか? ほか)
本書は、「自由意志」という私たちの根深い信念に疑問を投げかけ、脳科学とAI技術の観点からその幻想を解き明かすことを目的としている。私たちは日々、自分の意志で自由に判断していると信じて疑わないが、実はその「自由意志」こそが脳が作り出した幻想に過ぎない可能性がある。自由意志の正体を解明するために、脳の働きや無意識の作用がどのように私たちの「決定」を形作っているのかを深掘りしていく。
はじめに では、まず「自由意志は脳がつくった幻想である」という立場が提起される。私たちが自分の意志で判断していると感じる一方で、実際にはその「意志」は脳内の無意識的な過程や外的な要因によって作り出されている。さらに、近年の生成AIの進歩が、この問題に新たな視点を加え、私たちの「選択」が本当に自由であるのかを問う契機となる。
第一章 では、自由意志が本当に存在するのか、それとも単なる幻想であるのかという問いに迫る。特に、ベンジャミン・リベットによる実験が取り上げられる。この実験は、意識的な決定が脳内で無意識的な準備が整った後に生じるという驚くべき事実を明らかにした。また、人間の「意識」の働きが無意識に従属していること、さらには私たちの意識が無意識の情報処理に基づいて動いているという「受動意識仮説」に触れ、自由意志の幻想がどのように形成されるのかを考察する。
第二章 では、無意識が私たちの日常的な行動にどのように影響を与えているのかを解説する。意識的な判断が無意識に支配される比率や、無意識下で行われる自動化された行動について説明される。スポーツ選手やアーティストが無意識のうちに優れたパフォーマンスを発揮するメカニズムにも触れ、脳が九割以上の機能を無意識に任せている理由を探る。
第三章 では、人間が自由意志を信じたがる心理について探る。私たちの脳が都合よく時間をひずませ、後から理由をつける「後付けの説明」や「作話」などの心理的メカニズムを紹介する。また、自由意志という概念が文化や時代によってどのように形成されてきたのか、特に日本における自由意志の概念がどのように異なるのかについても考察する。
第四章 では、無意識の働きとそのコントロールについて論じる。無意識は遺伝や学習によって形成され、日々の行動や経験が無意識に影響を与えている。無意識の強化方法や、AIが学習に用いる「教師あり学習」の概念が人間の無意識にも応用できることが示され、これからの時代におけるAIとの共生について考えさせられる。
第五章 では、自由意志が幻想であると認識した上で、どのように幸せを追求すべきかという問題を掘り下げる。自由意志がないからこそ、「私は私である」という感覚を持つことができるのか、そしてその認識がどのように幸せに結びつくのか。幸福学の視点から、無意識の決断がどのように人間の行動に影響を与えているかを探り、シンギュラリティの時代に向けて人間とAIがどのように共存していくべきかを考察する。