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[BOOKデータベースより]
植民地支配は、ある日終わるものでもなく、多くのものを残す。韓国と日本、ふたつの国の間も同じことだ。植民地支配を受けた人の内面も、単純な憎しみや服従する気持ちに二分化されてはいない。その複雑さは、日本人の側でも同じことだろう。その複雑さをもう少し細やかな階調で、より解像度を上げて眺めようと提案したい。本書「日本語版への序文」より。
1章 民族主義、帝国の欲望と同伴する(胸にこみあげる満洲の荒野;『南邦の処女』、植民地人の見た帝国の空夢? ほか)
[日販商品データベースより]2章 植民地近代化論を越える(どうしてイルベになるのか?―日本帝国期の米「輸出」;米輸出の市場メカニズム―『濁流』の事例 ほか)
3章 実力を養い善行を積もうという言葉(「実力を養い、世の中を変えよ」;植民地で医師として生きるということ ほか)
4章 フランスとドイツにおける過去の歴史清算 歴史には一発勝負がない(過去の歴史清算を巧みに成し遂げたフランスとドイツ?;韓国と日本、フランスとドイツの関係を比較してみると ほか)
5章 歴史の断罪と省察 あなたなら日本帝国に毅然と振る舞えたのでしょうか?(アドルフ・アイヒマンとハンナ・アーレント;普通の人の倫理的責任―創氏改名の事例 ほか)
日本による植民地支配の「功罪」をめぐって韓国内では大きな論争が続いている。「親日/反日」の対立を乗り越えるため、解像度を上げようと気鋭の歴史社会学者が呼びかける一冊。
「植民地支配は、ある日終わるものでもなく、多くのものを残す。韓国と日本、ふたつの国の間も同じことだ。植民地支配を受けた人の内面も、単純な憎しみや服従する気持ちに二分化されてはいない。その複雑さは、日本人の側でも同じことだろう。その複雑さをもう少し細やかな階調で、より解像度を上げて眺めようと提案したい」