- 生き延びたものたちの哀しみを抱いて
-
軍事化に抗する沖縄のフェミニズム文学
KUNILABO人文学叢書 3
- 価格
- 3,960円(本体3,600円+税)
- 発行年月
- 2025年12月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784326654536
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[BOOKデータベースより]
追悼/哀悼はそのまま闘いとなる。日米による軍事植民地主義の暴力が継続する沖縄。軍事化に抗う沖縄の女性運動は、性暴力に目を凝らし、「集団自決」や「慰安所」の記憶を捉え直してきた。これに呼応する目取真俊や崎山多美らの戦後沖縄フェミニズム文学から、他者の傷に触れ、出会い損ないの悲哀を抱え続ける、新しい共同性の想像力を読みとく。
序章
[日販商品データベースより]第一章 再編される「慰安所」システム―米軍占領下における女性間の分断と連帯への萌芽
補章 うないを新生させる―八〇年代以降のフェミニズム運動
第二章 「植民地戦争性精神病」に触れる―フランツ・ファノンの暴力論を目取真俊『眼の奥の森』とともに読み直す
第三章 憑依される身体から感染する身体へ―目取真俊「群蝶の木」に見る罪責感と戦争トラウマ
第四章 生き延びたものたちの哀しみを抱いて―崎山多美「月や、あらん」
終章
追悼/哀悼はそのまま闘いとなる。喪失とみなされなかったものたちへの哀悼から、戦後沖縄フェミニズム文学の政治的想像力を照射する
日米による軍事植民地主義の暴力が継続する沖縄。軍事化に抗う沖縄の女性運動は、性暴力に目を凝らし、「集団自決」や「慰安所」の記憶を捉え直してきた。これに呼応する目取真俊や崎山多美らの作品から、他者の傷に触れ、出会い損ないの悲哀を抱え続ける、新しい共同性の想像力をたどる。アジアへ開かれた別様の「ホーム」に向けて。