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[日販商品データベースより]
《記憶をなくした男と三人の女性たちのドラマ》
第一次大戦に出征した夫クリスの帰りをロンドン近郊の屋敷で待つ妻キティと、いとこのジェニーのもとに、みすぼらしい身なりの女性がクリス負傷の知らせを持ってやってくる。病院に収容された彼は砲弾ショックで過去十五年間の記憶を失い、ひたすらかつての恋人に会いたいと望んでいた。訪ねてきた女性こそがその元恋人マーガレットだったのだ。やがてクリスが戦地から帰還し、彼をめぐる三人の女性たちの葛藤に満ちた心理ドラマが始まる。過去の幸福な記憶に浸るクリスと、十五年後の現実を生きつつも彼に寄り添うマーガレット。記憶喪失の治癒を願うキティ。それらを見守るジェニー。彼らにとっての真の幸せとは何なのか。戦争と階級制度の問題、ケアの視点からも再評価される英国モダニズム小説の名作。併録の短篇「終わらない結婚生活」は、強い女性に対する〈男性性〉の不安を戯画的に描いて鮮烈な印象を残す。