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[BOOKデータベースより]
裏社会組織の金庫破りをして逃走中のチンピラ・早見優太郎と、アフガニスタン出身の少年・ソージャは、女装して社会人女子サッカー部に身を隠すことになる。二人が潜り込んだのは、劣悪な環境で不法就労させられている中東、アジアの外国人による二軍チームだが、早見はモデル並みの美女GK・沙絵に一目ぼれする。無情にも会社からリストラを命じられた二軍だが、一軍チームに勝利してピンチを乗り越えられるか?アクション漫画の金字塔「ワイルド7」の作者で、熱狂的なサッカーファンでもある望月三起也の仕事場に眠っていた女子サッカー漫画の“幻の原稿”が、クラウドファンディング(GREEN FUNDING)の支援で刊行実現!作品タイトルも支援者からの公募で決定した、望月ファンの想いが結実した、まさに情熱の結晶!
第1章
[日販商品データベースより]第2章
第3章
第4章
第5章
第6章
“幻の未発表原稿”が、いま甦る!
望月三起也が遺した作品単行本化プロジェクトから生まれた新刊がついに発売!
2016年4月、惜しまれつつ逝去した漫画家・望月三起也先生。代表作『ワイルド7』をはじめ、数々の傑作を発表し、アクション漫画の巨匠としての地位を不動のものとしています。
望月先生の作品リストには、これまで単行本化されていない作品がいくつかありました。
その中に原稿は全ページ完成し、フキダシには写植(セリフ文字)まで貼られているもののどの雑誌にも発表された形跡がない、タイトルも付けられていない女子サッカー漫画がありました。それが、本作『女神(ヴィーナス)イレブン』です。
◇望月先生とサッカーの深い関係
望月先生が、大のサッカー好きだったことはファンの間では有名な話です。Jリーグ発足前、1970年代からプライベートでサッカーチーム「ザ・ミイラ」を率い、自ら監督兼エースFWとして活躍しました。ご自身は三菱のファンで、プロ化後は浦和レッズのサポーターでした。三菱出身の菊川凱夫氏との縁で、藤枝ブルックスのイメージマスコットを描いたり、サッカーとの絆は、終生途切れることはありませんでした。
その愛は漫画にも生かされ、数多のサッカー題材漫画を発表。中でも「騒世記」は、女子校を舞台に繰り広げられるアクション多めの女子サッカー漫画。まだプロリーグすらなく、女性がサッカーをすること自体が珍しかった時代に描かれた、先見性に富んだ作品とも言えるでしょう。
本作もその系譜に連なるものです。日本女子サッカーのなでしこ旋風が起こる前に描かれたもので、1990年代頃に執筆されたものと推察できます。サッカー、アクション、サスペンスと、望月先生のテイストが全編にあふれており、決して問題があってお蔵入りしたわけではない、と断言できます。
▼あらすじ
裏社会の組織「黒まむし」事務所の金庫破りをして逃亡している早見優太郎と、相棒でアフガニスタン出身の少女・ムハンマド・ソージャ。優太郎は女装し、ソージャとともに「K&KK女子サッカー部」に身を隠すことになる。K&KK株式会社は人材派遣や不動産業が本業だが、出稼ぎ外国人を不法就労させていた。その斡旋役が「黒まむし」だったのだ。女子サッカー部はA・Bチームの2部制だが、優太郎らが属するBチームは、外国人が中心で、全国大会優勝候補のAチームの選手からいじめられている。Bチームの正GKはモデル級の美女・沙絵。優太郎(女装中)は一目ぼれするが、いけすかないイケメンコーチ・紅花が、沙絵を狙って口説いていた。そんな中、社内でクーデターが起こり、Bチームはリストラの危機に。これを回避するには、女子サッカー全国選手権の県代表に選ばれるしかない。県予選1回戦で、なんとAチームと対戦するBチーム。会場には優太郎を探す「黒まむし」の追手の姿もある。優太郎とソージャ、沙絵は圧倒的な実力差を跳ね返し、勝利することができるのか?
(c)Mikiya Mochizuki