鳥はいかに進化しているか

Ｆｕｔｕｙｍａ先生の進化生物学講座

丸善出版
ダグラス・Ｊ．フツイマ　的場知之　

• 価格: 9,240円（本体8,400円＋税）
• 発行年月: 2025年11月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784621312117

内容情報

[BOOKデータベースより]

進化の光のなかで―鳥と進化学―
インコ、ハヤブサ、鳴禽―鳥の系統樹―
始祖鳥以降―鳥類史のハイライト―
フィンチとズグロムシクイ―鳥の個体群はどう変化し適応するのか―
エリマキシギとカッコウ―種内の多様性―
ツバメケイとハチドリ―適応はどう進化するか―
フクロウとアホウドリ―生活史とその多様性―
ウミスズメの冠羽とクジャクの上尾筒―鳥における性淘汰―
オオハシカッコウ、ツバメ、ハチクイ―鳥の社会生活―
鳥の種―種とは何か、どのように形成されるのか―
鳥の世界
進化と絶滅―鳥の未来―

[日販商品データベースより]

なぜ多くの種の鳥はオスのほうが派手で、しかしそうでない種もいるのだろう？

親鳥によるヒナの世話は、なぜある種ではメスが、ある種ではオスが、さらに別の種では両親が分担するのだろう？

身近にいる鳥について、このような疑問を抱いたことはないだろうか。これらはみな、進化生物学の範疇である。すべての生物種のすべての特徴は、進化的起源から変化を積み重ねてきた歴史の賜物であるからだ。本書では、進化生物学の大家Douglas J. Futuymaが、鳥の多様な生活史・子育てスタイル・求愛表現・羽飾り・社会的行動などといった興味深い特徴を、進化生物学の視点から見つめ直す。適応・多型・進化・多様性といった進化生物学の論点を、鳥をとおしてわかりやすく語る書籍でもあり、鳥や自然を愛するすべてのひと、進化生物学に興味のあるひとのための一冊。