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[BOOKデータベースより]
薄もやの春のゆうべ『燭の火を燭にうつすや春の夕』与謝蕪村
[日販商品データベースより]にほひある衣も畳まず…『にほひある衣も畳まず春の暮』与謝蕪村
小貝の色香『春雨や小磯の小貝ぬるゝほど』与謝蕪村
温かき喉、熱き口『されど卯月の日の光、けふぞ谷間に照りわたる。〈中略〉』ロセッティ
「何かしらいい日」『夕やけが美しいレース編で〈中略〉』立原道造
「薄薔薇色」の夕やけ『しなやかなる手にふるるピアノ〈中略〉』ヴェルレーヌ
君と共にゆかまし…『「レモン」の木は花さきくらき林の中に〈中略〉』ゲーテ
幾つ崩れて…?『雲の峯幾つ崩れて月の山』松尾芭蕉
夜の深さを聴き…『ぬばたまの夜のふけぬれば久木生ふる清き川原に〈中略〉』山部赤人
まことに瀟洒な詩『かのひとと葡萄を摘まば〈中略〉』李陸史
記紀神話のなかの詩人、神武天皇『葦原のしけしき小屋に菅畳いや清〈中略〉』神武天皇
貧しさと月の光『月天心貧しき町を通りけり』与謝蕪村
貧しさを照らす月『月さして一ト間の家でありにけり』村上鬼城
草むらにすだく虫『閑かに夜更て人の音〈中略〉』ルイス・デ・グラナダ
愛する妹へ『けふのうちにとほくへいつてしまふ〈中略〉』宮澤賢治
わがふところに『後世は猶今生だにも願はざるわがふところにさくら来てちる』山川登美子
北よりすれば…『いなびかり北よりすれば北をみる』橋本多佳子
寝ながらのかくれんぼ『居眠りて我にかくれん冬ごもり』与謝蕪村
公方さまの夢のはなし『チーチーチーバカマ チーガリギヌニチーヱボシ〈中略〉』今泉みね
光あふれる光景『時は春、日は朝、朝は七時、片岡に露みちて〈中略〉』R・ブラウニング〔ほか〕
芳賀徹著『詩歌の森へ』(中公新書)で紹介されている古今東西の名詩名句からテーマを得て作画。それぞれにオリジナルの短文を付した画文集。
限定私家本として作成した全8巻366点におよぶ作品から、よりぬきの100点を収載、市販本として刊行。オールカラー。