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[日販商品データベースより]
電池と電球をつなぐ回路の途中に、アルミホイルを丸めて玉にしたものを詰めた紙コップを接続してみましょう。当然、最初は電気が流れず、電球は光りません。しかし、そのコップの上でライターを点けてみると――あら不思議、さっきまで暗かった電球がふっと光り出すのです。
これは、よく知られた自由研究のネタの一つ、「コヒーラ現象」の実験です。簡単にできる理科の実験として紹介されることもありますが、この原理をきちんと説明できる人は、実は大人でもそれほど多くありません。単なる「不思議な現象」に見えて、その背後には電磁波と金属粒子の微妙な相互作用という、物理学の奥深い世界が隠されているのです。
自由研究というと、「小学生が夏休みに行う簡単な実験」や「身近な材料でできるお手軽な工作」といったイメージを持つ人も多いでしょう。しかし、よく観察してみると、そこには科学の根本原理を垣間見ることのできるテーマが数多く存在します。見慣れた現象の裏側には、物理や化学、生物の基本法則が息づいており、それを自分の手で確かめることこそが、科学の楽しさの原点なのです。自由研究とは、単に「やってみる」ことではなく、「なぜそうなるのか」を自ら考え、確かめる小さな科学探究の第一歩だと言えるでしょう。
本書では、そうした自由研究の中から「太陽熱温水器」「コヒーラ効果」「スライムから作るスーパーボール」「ロボットハンド」など、身近でありながら大人でも知りたくなるテーマを厳選しました。それぞれの実験を、単なる手順の紹介にとどめず、その背後にある科学的原理を中高生から大人まで理解できるよう、図や写真を交えながら丁寧に解説しています。
また、自由工作で頻繁に登場するにもかかわらず、意外と知られていない「ゴムの力」や「接着剤の仕組み」など、身の回りの素材の科学にも光を当てます。こうした身近なものの原理を知ることで、普段何気なく使っているものがまったく違って見えてくるはずです。
本書を通じて、子どものころに抱いた「どうして?」「なぜ?」という素朴な疑問をもう一度呼び覚まし、科学の面白さと奥深さを再発見していただければ幸いです。身近な素材の中にこそ、驚きと発見の種が無限に隠されていることに気づく――それが、本書の目指すところです。