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[BOOKデータベースより]
第一章 現代に立ち現れる生活問題と「農山漁村地域型インクルージョン」(本書における問い;生活問題対応に関する二つの学術的視座;地域社会レベルにおける生活問題への対応;現代における生活問題の射程;本書の構成―「農山漁村地域型インクルージョン」を検討するにあたって)
[日販商品データベースより]第二章 災害がもたらす生活問題と被災者ケア―東日本大震災後の宮城県沿岸部農村における事例から(問題の所在;災害とケア;災害がもたらす生活問題―農村地域における生きがいの喪失;亘理町の概要;生活問題とケア)
第三章 移民社会化する地域における「インクルージョン」を考える―農業に関わる外国人を事例として―(はじめに―外国人受け入れ制度の問い直しと移民社会化;外国人受け入れに関する視点;農業に関わる外国人の研究;農業に関わる外国人の事例;考察)
第四章 [事例報告]介護を通じた暮らしの編み直し―沖縄・池間島を事例に(NPO法人の設立と島社会の再編;高齢者の暮らしの編み直し;NPOを育んだ島の暮らし;舎の利用を通じて編み直される関係性)
第五章 持続可能な農山村社会の実現に向けた外国人技能実習生の呼び入れ―愛媛県の「地域協同組合無茶々園」によるむらづくりを事例として(問題の所在;移民労働者の主体性;技能実習生と地域住民の関係;持続可能な未来に向けた実践と技能実習生;結び―外国人とともに拓く農山村社会のこれから)
研究動向
いままで、村落社会研究では「生活維持」という視点による生活保障や、農山漁村に暮らす高齢者のケアといった問題に注目してきた。しかし、それらは狭義の福祉的課題しか取りあげていないといえる。
本書は、生活問題をより広くとらえ、人々の関係をもとに生まれた支援「農山漁村地域型インクルージョン」という概念をテーマに掲げた。事例として、農山漁村に暮らす被災者・高齢者・技能実習生をはじめとする外国人を取り上げる。彼ら彼女らに起きた生活問題に対して、地域社会ではどのような支援が生まれたのか、その支援を担う人々のエートスとしての感情・価値観・規範を探っていく。