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[日販商品データベースより]
境目が、ふらっと行方不明になるとき
ざらざらざらざら
砂の移動するおとが
耳の中でずっときこえる
(「内と外」)
「移動、回帰、生命体。いのうえあきの言語的想像力の中で、この三者が絶えず戯れている。抽象も具体もない。生命体が移動すればそれは必ず回帰なのだし、回帰と移動が先を争うように現象すれば、それは必ず生命体なのだ。もちろん、ひたひたと死に涵養されて。こうしていのうえあきは、おそらく果てまできたのだ。詩を生きることの果てまで」――野村喜和夫
記憶が水路にしたたり、うちから外へ、未知の詩の運動が始まる。第2詩集。装幀=長澤昌彦