- 近代小説の表現機構
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- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2025年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784480513281
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[BOOKデータベースより]
小説はいかにしてみずから「小説」であることを騙りうるのか。小説は「小説」と銘打たれているから小説なのではない。小説もまたみずから「小説」であろうと精一杯に努め、これをよそおうがゆえに、はじめて「小説」として認知される。小説が小説たろうとするための“よそおい”や“みぶり”を「表現機構」と名付け、分析概念の核に据えて考察することで、近代小説の全体像に新たな見取り図を示す。第1部で、視点、人称、言文一致体、写実主義・個人主義などの理念、自然という概念、私小説、文壇など、複眼的な観点から論じ、第2部では個々の作品からその有用性を確認する。文学研究のあり方を実践的に問う名著。やまなし文学賞・角川源義賞受賞作。
第1部(「小説家」という機構;「言文一致」のよそおい;一人称の近代;「個人主義」という幻想;反照装置としての「自然」 ほか)
[日販商品データベースより]第2部(森〓外『舞姫』―“重霧の間”にあるもの;泉鏡花『高野聖』―三つの一人称;田山花袋『蒲団』―共犯する語り;森〓外『雁』―ロマンの生成;志賀直哉『和解』―〈不愉快〉と〈調和〉 ほか)
小説はいかにしてみずから「小説」であることを騙りうるのか。小説は「小説」と銘打たれているから小説なのではない。小説もまたみずから「小説」であろうと精一杯に努め、これをよそおうがゆえに、はじめて「小説」として認知される。小説が小説たろうとするためのWよそおいWやWみぶりWを「表現機構」と名付け、分析概念の核に据えて考察することで、近代小説の全体像に新たな見取り図を示す。第T部で、視点、人称、言文一致体、写実主義・個人主義などの理念、自然という概念、私小説、文壇など、複眼的な観点から論じ、第U部では個々の作品からその有用性を確認する。文学研究のあり方を実践的に問う名著。 解説 佐藤秀明