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[BOOKデータベースより]
1 スピーチプライバシーとは?
[日販商品データベースより]2 不明瞭性の評価
3 個人情報の保護感の評価
4 会話の侵入による執務の妨害感の評価
5 室内音響設計の基礎
6 室内音響設計の実例
7 マスキングシステム
【読者対象】
・会話による情報漏洩や執務妨害に関わる研究者・技術者・初学者
・オフィス、医療施設、銀行等の建築設計実務に関わる技術者
【書籍の特徴】
スピーチプライバシーとは、オフィスや病院、銀行などで交わされる会話が思わぬ形で漏れてしまったり、周りの会話が気になって仕事に集中できなくなったりする問題を指す用語です。本書では、こうした問題をどう評価し、どう対策していくかを分かりやすく解説しています。
スピーチプライバシーの問題は会話が不明瞭になるほど改善されます。鍵になるのは不明瞭さを「音声が聞き取れる割合」として数値化した音声了解度と、それに影響する音響設計上の指標との関係です。この関係をさまざまな角度から紹介しているのが、本書の大きな特徴です。
会話を聞き取りにくくする建築的な方法については、ABCDルールという基本的な考え方をベースに、初めて学ぶ人にも理解しやすく説明しています。また、具体的な設計方法や実際の事例も取り上げているので、建築設計に携わる人にとっても実務で役立つ内容です。さらに、電気音響によるサウンドマスキングについても、基本から実践例まで紹介しており、システム開発や実装に関わる技術者にとって基礎知識が身につくようになっています。
読者それぞれの関心やバックグラウンドに合わせて、必要なところだけ拾い読みできるのも本書の特徴です。
【各章について】
1章 スピーチプライバシーの研究が始まった背景と国際規準の動向を解説します。
2章 評価方法の基礎となる不明瞭性と音声了解度の関係、及び音声了解度と物理指標の関係を解説します。
3章 会話音声の漏洩に関する「保護感」についてこれまでの研究を解説します。
4章 会話音声による執務の「妨害感」についてこれまでの研究を解説します。
5章 ABCDルールに基づく室内音響設計の基礎を解説します。
6章 具体的な室内音響設計例を解説します。
7章 電気音響的な対策方法であるサウンドマスキングの考え方とその実施例を解説します。
【著者からのメッセージ】
医療施設、オフィスなどの音環境において、個人情報の保護や執務における妨害感の低減を目的に、スピーチプライバシーの問題が多く指摘されています。本書を通じて得られた知識をもとに、室内音響理論や心理的な影響についての研究だけでなく、総合的な問題の解決にも活用していただければ幸いです。
【キーワード】
スピーチプライバシー、音声了解度、不明瞭性、保護感、妨害感、サウンドマスキング、ABCDルール