- アシバル流シンプル経営
-
ビジネスに複雑な仕組みはいらない
- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2025年11月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784911540121
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[日販商品データベースより]
前著『アシストバルールの経営戦略』から9年。「バジルシードドリンク」をヒットさせて一大ブームを巻き起こしたアシストバルールは年商18億円から50億円へと急成長を遂げ、100億円も現実的な目標となっている。本書では、わずか20人の組織がなぜこれほどの成果を上げられたのか、その背景にある「動き方」の革新に迫る。
同社の経営哲学は、「会社経営は収入と支出の相関関係」というシンプルな原理原則に基づく。複雑な仕組みやブラックボックスを排除し、情報は全社員に開示。会議は行わず、連絡はメッセージアプリを用いて、判断は「売れるか売れないか」という直感に委ねる。無駄な業務や人員を削減し、ニッチ市場を狙うことで、大企業とは異なる独自の戦略を築いている。
商品開発や営業活動においても、顧客の反応を瞬時に読み取り、直感的に判断する力が重視される。バイヤーの表情や言葉のニュアンスを捉え、「これはいいね」「ちょっと違うかな」といった微細な反応をもとに、商品選定や提案を行う。こうした感覚は、長年の商談経験と失敗の積み重ねによって培われたものだ。
営業スタイルは「即決即行動」。海外メーカーとの商談では、数分で売り先を見つけるスピード感が信頼を生み、競争優位につながっている。サンプル品の品質判断も「ひたすら食べる」ことから始まり、主観ではなく顧客の反応を軸に選定。地道な店舗調査や情報収集を通じて、商品戦略や価格設定の精度を高めている。
このように、アシストバルールの成長は、直感と原理原則に基づいたシンプルな経営スタイルによって支えられている。複雑さを排除し、スピードと透明性を徹底することで、少人数でも高い成果を生み出す仕組みが構築されているのだ。
本書は、そうしたアシストバルールの経営戦略について、会社経営・商品開発・製造改良・販売提案の4点から、現場の実体験を豊富に盛り込んで紹介している。ビジネスの成功のために大企業の戦略を模倣する必要はなく、まして複雑な仕組みを構築する必要もない。そこにはシンプルな「売れるか売れないか」という判断があれば良い ―― そんなメッセージを、中小企業の経営者をはじめビジネスを志す者すべてに届ける一冊だ。