- ウィルフレッド・ビオン
-
ロサンゼルス・セミナーとスーパーヴィジョン
金剛出版
ウィルフレッド・R.ビオン ジョゼフ・アグアヨ バーネット・D.マリン 福本修- 価格
- 5,060円(本体4,600円+税)
- 発行年月
- 2025年11月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784772421461
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[BOOKデータベースより]
クライン派を超えゆくビオンによる精神分析講義。西洋文化が変革を迎えた1967年、異国の地カリフォルニアに降り立ったウィルフレッド・ビオン。ロサンゼルスの聴衆に送られた、4つのセミナーとグループ・スーパーヴィジョン。再録論考「記憶と欲望についての覚書」と共に迫る、彼自身によるビオン入門。
第一回セミナー 1967.04.12 Oと言語の問題―記憶と欲望―臨床例―分析者の妄想分裂ポジションと抑うつポジション―聴衆からの質問
[日販商品データベースより]第二回セミナー 1967.04.14 投影同一化―容器/内容―言語の問題―臨床例―聴衆の質問―神秘論者と体制
第三回セミナー 1967.04.17 ビオンによる精神病的な患者の治療―聴衆の一人が提示した症例へのビオンのコメント
第四回セミナー 1967.04.19 ビオンによる境界精神病患者の治療―聴衆からの質問―精神障害者とキリスト教神秘論者における幻視と幻聴
精神分析症例の提示 1967.04.13 患者および症例発表者からの大量の情報を特徴とする症例において、記憶と欲望を放棄することの有用性
付録 「記憶と欲望についての覚書」(ウィルフレッド・R・ビオン)
西洋文化が変革を迎えつつあった1960年代後半、異国の地カリフォルニアに降り立ったウィルフレッド・ビオンは、1967年4月、ロサンゼルス精神分析協会と研究所メンバーを前に、4つのセミナーとグループ・スーパーヴィジョンを開催する。クライン派の思惟をロサンゼルスにもたらした「黙示録の四騎士」――ハンナ・シーガル、ハーバート・ローゼンフェルド、ドナルド・メルツァー、ウィルフレッド・ビオン。ビオンが前衛として発表した思索には、今まさに生まれつつある後期思想の萌芽を私たちは見るだろう。
「第一回セミナー」(1967年4月12日)ではOと言語の問題、記憶と欲望、分析者の妄想分裂ポジションと抑うつポジションを語り、「第二回セミナー」(1967年4月14日)では、精神病に近い患者や精神病患者との仕事に関して、投影同一化、容器/内容、そして神秘論者と体制を概説する。続いて「第三回セミナー」(1967年4月17日)では、精神病患者の症例検討からジェラルド・アロンソンとの討議が展開され、最終回の「第四回セミナー」(1967年4月19日)では、境界精神病患者の症例検討を紹介しながら、ラルフ・グリーンソンとの解釈の性質を巡る議論を以って全日程を終結している。第一回セミナーの翌日(1967年4月13日)に開催された「精神分析的症例提示」の記録に加えて、ビオンの論文「記憶と欲望に関する覚書」が再録される。
ビオンは一連のセミナーとスーパーヴィジョンで、抽象的符号や数学的隠喩に言及しておらず、著作の難解な文体とのコントラストが際立っている。一貫したビオンの平易な語りは、ビオンの思索をより理解しやすくするだけでなく、純粋理論を面接室に持ち込むことの不可能性、あるいは、理論と臨床の絶妙な均衡を予示し、ビオンの後期思想への動線を見ることができる。
ビオンの臨床理論を理解する導きの糸を、ビオンの肉声で。