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[BOOKデータベースより]
序章 歴史知研究会の四半世紀(石塚正英)
[日販商品データベースより]第一部 歴史知への招待(論文 歴史知的視座からみた共同社会と政治国家の関係―『アンチ・オイディプス』をヒントに(石塚正英);エッセイ 「歴史でまなぶ」ということ(瀧津伸) ほか)
第二部 現代の混迷を「視る」(論文 日本とインドにおける感染症と宗教(宮崎智絵);小説世界の飢餓と疫病―吉村昭『破船』における寒村の描き方(杉山精一) ほか)
第三部 歴史知の展開、感性知・科学知の諸相(論文 マグリブ文化に垣間見える原初性―アウグスティヌスの母をヒントに(石塚正英);魚豊『チ。―地球の運動について―』を読む―虚構としての科学史とそのマンガ表現をめぐって(西貝怜) ほか)
第四部 コロナ下の読書会―研究会のビブリオ・バトル「ブック・パーティ」((第3回/2021.4)田上孝一『はじめての動物倫理学』(集英社新書)(宮崎智絵);(第5回/2021.6)スティーブン・グリーンブラット、河合祥一郎訳『暴君―シェイクスピアの政治学』(岩波新書)(谷山和夫) ほか)
本書は、歴史知研究会設立25周年を記念して編まれた星たちである。四半世紀という時間に注目しよう。その長さは独特だ。それは、故人を知る者の何割かが死に、何割かが残り、彼をまったく知らぬ者が生まれその最初の者たちが彼について何事かを語りうる年齢に達するという時間である。はからずも、本書は四分割の星座群をなす。
設立当初、石塚と杉山以外は、学部生や大学院に入ったばかりという若い人たちで構成されていた 研究会も、その後に知り合いの研究者や、年を経て研究者として自立した方々などが加わり、厚みを増していった。しかも、巻末の 略歴をご参照いただきたいが、石塚と杉山などのような歴史や思想を 専門とするもの以外に、社会学や文学、心理学やその他広範な社会科学を専攻する皆さんが加わり、毎回多種多様な主題の発表、思わぬ方向からの質問 など、専門性の枠を越えて新たな知の構築を目指した研究会の使命にかなう 活動が実現できたのではないかと思う。