- 共依存とケア
-
ふるいにかけられる声を聴く
青土社
小西真理子
- 価格
- 2,860円(本体2,600円+税)
- 発行年月
- 2025年10月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784791777464

この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
-
共依存の倫理
-
小西真理子
価格:3,300円(本体3,000円+税)
【2017年09月発売】
ユーザーレビュー
この商品に寄せられたカスタマーレビューはまだありません。
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。

[BOOKデータベースより]
序章 ふるいにかけられる声を聴く
[日販商品データベースより]第1部 依存の傍らで―親と子・友人・セラピスト(親をかばう子どもたち―被虐待経験者の語りを聴く;共依存と友人関係―悩みの共有先としての身近な存在;共依存の「インタビュー」―薫さんの語りを書く;共依存とカップルセラピー)
第2部 共依存と物語―救いの手か、破滅への道か(私は被害者ではない―『Saving Mr.Banks』、『流浪の月』が問いかけるもの;ただ安堵したいだけ―金原ひとみの短編集『アンソーシャルディスタンス』を読む;来たるべき破滅、魂の結合―少女たちの心のよりどころとしての嶽本野ばら作品;赦しの与え手としての他者への依存―ドラマ版『白夜行』における共生関係の内実)
第3部 共依存とケア―愛と執着のはざまで(語りという暴力、聴くことの喜び―ヤングケアラーとプラケイター;共に住まう母と息子―人間関係におけるラベルと解釈を超えて;愛がたどり着く場所―「母親」から「バイスタンダー」へ)
終章 規範の外の生と〈倫理〉―共依存者への評価をめぐって
補論 臨床哲学研究室と〈私〉―拝啓、鷲田清一さま
〈ままならない生〉の倫理
人間同士の依存症を意味する共依存は、「偽の親密性」であるとして、これまで否定的なまなざしを向けられてきた。だがそうした規範の外にある生にこそ、私たちが見過ごしてきた「別の物語」が含まれているのではないか。親をかばう被虐待児、ヤングケアラー、パラサイト・シングル……。思わず否定したくなる、脆くて不確かな人間関係に分け入ることで、既存の倫理に落とし込めない複雑な生のありようを捉え返す。
小泉義之氏、小川公代氏推薦!