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[BOOKデータベースより]
ヨーロッパに端を発した近代化は、いま惑星規模の行き詰まりに直面している。この危機において、哲学はどのようにヨーロッパの他者に応答しうるだろうか。そしてヨーロッパの他者は、どのようにその遺産に応答することができるだろうか。京都学派の「近代の超克」への時を超えた応答であり、二〇世紀哲学の読解に仮託した自伝でもある本書は、〈思考の個体化〉を手掛かりにしてポストヨーロッパ哲学の可能性を描き出す。
前奏 故郷喪失的立場(惑星化と故郷喪失;故郷喪失の肯定)
[日販商品データベースより]第一章 哲学とポストヨーロッパ(ヨーロッパ哲学の精神;ポストヨーロッパの構制;思考の個体化と課題)
第二章 「アジアとは何であるか」―ひとつの問い(「アジアとは何であるか」という問い;テクノロジーと比較研究の限界;思考の個体化と普遍の追究)
コーダ 善きポストヨーロッパ人たち(ニーチェの後に、善きヨーロッパ人;魔法の舌)
世界を覆い尽くす際限のない消費主義と、各地で激化する保守主義や他者の排除――。故郷喪失の感覚と故郷回帰への欲望に囚われた時代、哲学は何を示すことができるだろうか? アジアとヨーロッパを横断する哲学者がハイデガー、スティグレール、西谷啓治らとの対話を通して描き出す、〈ヨーロッパ化〉した惑星を超え出る思考