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[BOOKデータベースより]
採って!運んで!加工して!
特集 海藻 東アジアをつなぐ海の資源
[日販商品データベースより]たかが歴史 されど歴史 マンガのなかの歴史、歴史のなかのマンガ(大串潤児)
博物館マンガ 第15回 ようこそ!サクラ歴史民俗博物館 ボランティアさんってどんな人?(鷹取ゆう)
石出奈々子のれきはく!探検 第15回 美しきかな 曲者栽培
フィールド紀行 沈黙を破る 島々の歴史証言―八重山・宮古・奄美―第3回(完)島、それぞれの姿(村木二郎)
誌上博物館 歴博のイッピン 鳥取藩主池田家の伝来品 梅樹下草模様小袖(澤田和人)
歴史研究フロントライン 東北北部における縄文後期の「十腰内文化」の研究(阿部昭典)
EXHIBITION 歴博への招待状 企画展示「野村正治郎とジャポニスムの時代―着物を世界に広げた人物」(澤田和人)
SPOTLIGHT 若手研究者たちの挑戦 時代の変化とともに光る、農家のさまざまな実践を追う(真柄侑)
歴史デジタルアーカイブ事始め 第14回 3Dデジタルアーカイブの世界(橋本雄太)
くらしの植物苑歳時記 特別企画「伝統の古典菊」・「冬の華・サザンカ」のご案内
博物館のある街 沖縄県中頭郡 北谷町立博物館 北谷の深層へ。縄文で、待ち合わせ。(藤彰矩)
くらしの由来記 荏胡麻―今も昔もスーパーフード!?―(山下優介)
研究のひとしずく 縄文人の考え方を知るために 第1回 なぜ土器・石器を壊して配置するのか1(中村耕作)
Kaleidoscope of History Stone Structures Symbolic for the Asuka Period The Shumisen‐seki(林部均)
国立歴史民俗博物館発! 歴史と文化への好奇心をひらく『REKIHAKU』!
いまという時代を生きるのに必要な、最先端でおもしろい歴史と文化に関する研究の成果をわかりやすく伝えます。
特集は「海藻 東アジアをつなぐ海の資源」。
海藻とのつきあいが古い日本。
私たちの食卓は海藻であふれています。昆布と鰹節でだしをとったわかめの味噌汁、ひじきの煮つけに海苔巻き、もずく酢、ところてん。
ただ世界を見渡すと、海藻を食用としてきた地域は東アジアに集中するようです。
たとえば、韓国では伝統的に多様な海藻が食べられてきたが、とくにワカメが重宝され、ワカメのたっぷり入ったスープを日常的に食べるだけでなく、お産の無事を祈ったり、子供の成長を祝ったりする産育儀礼でも欠かせません。ワカメの生える岩は大切に管理され、財産として取引の対象にもなりました。中国ではコンブに解毒作用があるとされ、日本から輸入された昆布を他の素材と一緒に煮たり焼いたりして食べたという記録が残っています。東アジア以外でも、たとえばイギリスのウェールズにはノリの佃煮のような食べものが、アイルランドにはところてんのような海藻ゼリーがあるようですが、西欧ではごく珍しい食文化のようです。
その利用が活発になるのは、19世紀以降。
中国・ロシア・台湾・朝鮮などを巻き込んで活性化していきますが、それはどのようなものだったのでしょうか。
日本の重要な輸出品だったコンブはどんな流通だったのか。日ソ外交に翻弄されるコンブ漁民たち。テングサバブルにより朝鮮半島に進出していった志摩の海女たち。植民地政策下で台湾にわたった寒天の製造技術。それは世界へと広がっていきます。日本と韓国、中国の一部でしか見られないヒジキはどう流通が拡大していったのか? 戦争と海藻の関係とは。
日本列島各地や韓国、台湾などで採取・生産された海藻が、どのような加工・流通過程を経て消費されてきたのか、その歴史と現在を紹介します。
特集執筆は、麓 慎一、村上友章、塚本 明、藤川美代子、石川亮太、磯本宏紀、松田睦彦、藤田明良、塩田奈実、小暮修三。
特集以外の記事も、好評連載・鷹取ゆう「ようこそ! サクラ歴史民俗博物館」、石出奈々子のれきはく!探検ほか、盛りだくさんで歴史と文化への好奇心をひらいていきます。
歴史や文化に興味のある人はもちろん、そうではなかった人にもささる本。それが『REKIHAKU』です。年3回刊行!