この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 古代エジプト動物誌
-
価格:1,441円(本体1,310円+税)
【2024年04月発売】
- 物語東ドイツの歴史
-
価格:990円(本体900円+税)
【2020年10月発売】
- スペイン旅行に行く前に歴史の話をざっくりと
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2017年07月発売】
- チャーチル 増補版
-
価格:1,034円(本体940円+税)
【1998年01月発売】
- クレメント・アトリー
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2020年07月発売】






























[BOOKデータベースより]
冷戦後、世界を席巻し、東欧を作り替え、西欧をも変容させた新自由主義。しかし、その時代は終わりつつある。30余年の欧州現代史を総括し、変化の実相を紐解く。
第1章 イントロダクション
[日販商品データベースより]第2章 一九八〇年代の危機と改革論
第3章 一九八九〜九一年の諸革命
第4章 新自由主義の実態とその副作用
第5章 新自由主義の第二の波とEUの役割
第6章 中東欧の首都の比較
第7章 二〇〇八〜〇九年の危機とその対応
第8章 新たな東欧としての南欧
第9章 共鳴しあう転換
第10章 活かされたチャンス、活かされなかったチャンス
日本語版のための補遺
ベルリンの壁が崩れ、東欧共産圏が崩壊した1989年以降、中東欧諸国では「ショック療法」と呼ばれる急激な自由化・規制緩和・民営化が進んだ。中東欧の経済・社会の変化は西欧をも変容させ、結果としてヨーロッパは「勝ち組」と「負け組」に二極化した。
2008年のリーマンショックの際、財政危機に陥ったギリシャなどの南欧諸国に、EUは再びこうした新自由主義的改革を強いた。だがこれは失敗し、改革への反発は右翼ポピュリズムの台頭につながっていく。
にもかかわらず、新自由主義路線はどの国でも堅持された。しかしブレクジットとコロナ禍を経て、ウクライナ戦争に直面するヨーロッパで、新自由主義時代はすでに終焉しつつあると、著者は論じる。
本書は2014年の刊行以来、英訳をはじめ、台湾、フィンランド、韓国、ポーランド、チェコ、ウクライナで翻訳された。日本語版は最近の情勢を踏まえ独自の加筆を施し、改訂新版ともいうべき内容になっている。