- ユーラシア史のなかのモンゴル帝国
-
みすず書房
諫早庸一
- 価格
- 4,730円(本体4,300円+税)
- 発行年月
- 2025年10月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784622095682

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[BOOKデータベースより]
13世紀、チンギス家の下にユーラシア大陸を席捲したモンゴル帝国(1206‐1368年)。現在の中国から中央アジア、ロシア、イランにまで拡大し、各地の民族・言語・宗教を包み込んだ史上最大の陸上帝国の実像とは、いかなるものだったのか?ペルシア語史書『集史』とマルコ・ポーロ『世界の記』の「中国」をめぐる記述の比較から、イランと中国の天文学者による「天文対話」、黒死病伝播の鍵を握る古気候データに至る史料/資料/試料を横断し、統一期から4ウルス(=くに)分裂をへて終焉を迎えるまでを、〈移動〉と〈環境〉を軸に読み解く。「複眼の思考」で追求するグローバル・ヒストリーの新たな地平。
序章 世界史の交差点
[日販商品データベースより]第一章 グローバル・ヒストリーとモンゴル帝国
第二章 帝国を語る史料―ペルシア語とモンゴル帝国
第一部 歴史篇(モンゴル帝国以前の中央ユーラシア史;チンギス・ハンとその後継者たち;中国史におけるモンゴル時代;イラン史におけるモンゴル時代;ロシア史におけるモンゴル時代;中央アジア史におけるモンゴル時代)
第二部 史料篇(西方からの眼;改宗―フレグ・ウルスとジョチ・ウルスの場合;天文学―もうひとつの「天文対話」;ラシード・アッ=ディーンとマルコ・ポーロ―彼らから見た中国)
第三部 ユーラシア篇(パクス・モンゴリカ―〈換算〉する帝国;ユーラシア・パンデミック)
終章 モンゴル時代の終焉―〈奇妙な並行〉
〈西洋が主導権を主張しえない前近代において、それぞれの地域ないし文明は個々別々に存在していたのか、世界の一体化の端緒は西欧の拡大にあるのか。[…]依然として我々を強く規定している西洋中心主義的な世界史の見方に対し、中央ユーラシア史は大いに見直しを迫る。その象徴がモンゴル帝国とその時代である。モンゴル時代は、ユーラシアが一つの世界像を結んだ時代であった〉(序章より)
13世紀、チンギス家の下にユーラシア大陸を席捲したモンゴル帝国(1206-1368年)。現在の中国から中央アジア、ロシア、イランにまで拡大し、各地の民族・言語・宗教を包み込んだ史上最大の陸上帝国の実像とは、いかなるものだったのか?
ペルシア語史書『集史』とマルコ・ポーロ『世界の記』の「中国」をめぐる記述の比較から、イランと中国の天文学者による「天文対話」、黒死病伝播の鍵を握る古気候データに至る史料/資料/試料を横断し、統一期から4ウルス(=くに)分裂をへて終焉を迎えるまでを、〈移動〉と〈環境〉を軸に読み解く。「複眼の思考」で追求するグローバル・ヒストリーの新たな地平。