[日販商品データベースより]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★ヨビノリたくみ氏(教育系YouTuber)推薦!★
「この熱量で話しかけてくる大学院生時代の友人を思い出しました。
理系の良いところと悪いところの全てが詰まった一冊です!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『変身』(カフカ)、『百年の孤独』(ガルシア=マルケス)、『灯台へ』(ウルフ)、『これはペンです』(円城塔)……。
古今東西の名作を題材に、理系のバックグラウンドを持つ作家・大滝瓶太が小説を理系的に読み解く読書エッセイ。
小説の「ジャンル」って誰が決めてるの?
「メタフィクション」ってなんであんなにとっつきにくいの?
「一人称」「三人称」みたいな「人称」って、結局何がどう違うの?
こういう「文学っぽい」話題に、物理や数学といった理系的な見方を加えると、小説の仕組みがグッとクリアに見えてきます。
たとえばカフカの『変身』や『城』を熱力学的に読んでみるとどうなるか、ミステリはなぜ解けるのか、いい感じの文章が小説っぽく見えるのはどうしてか……この本では、あの手この手で文学作品を理系的に読んでいき、「ただの言葉の積み重ねが、どうして『小説』になるのか」という大きな謎にまで迫ります。
つまりこれは、「小説ってなんでおもしろいんだろう?」という問いに、理系的なアプローチで挑む読書体験。
小説は難しそうで敬遠してきた人にこそおすすめしたい、新感覚の読書ガイドです。
<目次>
はじめに わたしが「理系」だった頃
■講義編
【第1回】小説を『解く』(前編)――カフカ作品と熱力学
【第2回】小説を『解く』(後編)――小説に働く力
【第3回】小説を『近似』する――『よくわからない小説』をどう読むか?
【第4回】小説を『使いこなす』(前編)――『ゲーム』としての小説!?
【第5回】小説を『使いこなす』(後編)――解ける謎と解けない謎
【第6回】小説を『読む』(前編)――『ノイズ』がもたらす「知」
【第7回】小説を『読む』(後編)――小説は役に立つのか?
【第8回】小説を『小説する』――危険な読書体験?
【最終回】小説を『書く』――小説はカンタンだ!
文理横断ブックレビュー
手計算の美学/怪異たちの進化論/執着からは人間のにおいがする
■実践編
作家たちの犯行の記録――特殊設定ミステリ試論
幽体離脱する「私」――「拡張された私小説」としての滝口悠生
****************
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 魔法律学校の麗人執事 1
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2025年08月発売】
- 実は、拙者は。
-
価格:759円(本体690円+税)
【2024年05月発売】
- ちびねこ亭の思い出ごはん
-
価格:770円(本体700円+税)
【2025年08月発売】
- 新!ニンゲンの飼い方
-
価格:1,485円(本体1,350円+税)
【2025年07月発売】
- ルポ 戦争トラウマ
-
価格:1,045円(本体950円+税)
【2025年06月発売】