- オメラスへ行く
-
歌集
- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2025年09月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784910738291
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[日販商品データベースより]
奪われた自らの声を思うとき、自分が奪ったかもしれない誰かの声を、この人は思わずにいられないのだ。誰の声も奪わず生きていくことは誰にもできないけれど、この人は、少なくともそれを自らの目で見に行くというのだ。「オメラスへ行く」と。(服部真里子・本書「帯文」より)
栞文:佐藤弓生・東直子・岩川ありさ
装幀:紙屋
【5首選】
ホールケーキ切り分けたのはどなたの手 国境線を渡る鳥たち
雪原のふいに途切れた足跡のもうわたしではない悲しみよ
世界中で上がる花火のそのあとに絶叫として落ちる沈黙
うつくしい心のひとがうつくしいものをつくるといううつくしい〓
のぼりだす冬の星座に目を伏せてオメラスを去りオメラスへ行く