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たんの吸引、経管栄養注入の知識と技術
クリエイツかもがわ NPO法人医療的ケアネット 伊藤佳世子 下川和洋 鈴木恵 高木憲司
点
読み書きに困難のある人や外国人介護スタッフにもわかりやすい!難解用語へのルビ+吸引・注入手順の動画+音声付きスライドで学ぶ画期的なテキスト!福祉サービスの現場で必要な知識・技術に絞り込んだ編集!
講義1 重度障害児者等の地域生活に関する講義(介護職員等によるたんの吸引等(第3号研修「特定の者対象」)の研修の概要;障害者権利条約と医療・福祉・教育制度の進展 ほか)講義2 健康状態の把握と清潔・不潔(健康状態の把握;感染予防)講義3 呼吸障害に対する支援、緊急時・危険防止およびたんの吸引に関する演習(息をする(呼吸)しくみと障害;たんの吸引:「口・鼻」から ほか)講義4 摂食・嚥下障害に対する支援、緊急時・危険防止および経管栄養に関する演習(食べる・飲みこむ(摂食・嚥下)しくみと障害;経管栄養・経鼻胃管について―経鼻胃管の管理と手技のポイント ほか)
2012年に「社会福祉士及び介護福祉士法」が改正され、介護福祉士やヘルパー、障害児や障害者の通う通所施設・保育所・幼稚園・学校などではたらく児童指導員・保育士・幼稚園や学校の教師などを対象に、たんの吸引等の研修(第3号研修)が始まり10年以上が経過した。厚生労働省の調査では、2023年4月現在、たんの吸引等の研修を修了し、各都道府県に登録された介護職員等の数は、全国で約21万件になる。制度開始時の受講者は、障害福祉サービスの重度訪問介護や障害児者通所施設の職員、特別支援学校教員など、実際に支援現場での経験が長い方がその中心だった。10年以上経過する中で、介護現場で働きはじめたばかりの人、読み書きに困難のある発達障害や軽度知的障害のある人、外国から来日して介護現場で働いている人(外国人介護人材)、2021年制定の「医療的ケア児支援法」以後は、保育所の保育士の受講も増えてきた。特に読み書きに困難のある人や外国人の場合、テキストを読むことは困難でも会話なら理解できる人も多くいる。実際に、たんの吸引等研修の演習後のテストでは、問題文を読み上げる対応を行うとほとんど正解されていた。障害者差別解消法の改正で障害のある人への合理的配慮の提供が義務化されたことも踏まえ、個に応じた配慮を提供することは大切である。本テキストでは難しい漢字にはルビをふり、さらに音声や動画で医療的ケアの知識や技術を具体的に学べるようにした。医学、福祉、法律用語など、日本人でも一般の人にはなじみのないことばが多い。テキストを読み上げて、ことばは聞き取れても、その意味がわからなければ理解したことにはならない。専門用語はどうしても使わざるをえない。内容を少なくして、たんの吸引や経管栄養のやり方だけできればよいという発想では、単なるケアのマニュアルとするのも問題である。そこで、福祉サービス等の現場でたんの吸引等を行うために必要な知識・技術に絞り込んだ内容にした。また、実際にたんの吸引や経管栄養の演習では、その操作の様子を映したビデオをテキストの二次元コードで見られるようにした。わかりやすさを追求する一方で、たんの吸引等の研修に1号、2号、3号ができた歴史的経過なども載せている。医療的ケアの課題が社会の中で顕在化して、25年ほどかけてやっと法制化されたたんの吸引等の研修。障害当事者、支援者の強い願いによって制度化された歴史の重みも読み取ってもらえば幸いである。
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1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
一覧を見る
[BOOKデータベースより]
読み書きに困難のある人や外国人介護スタッフにもわかりやすい!難解用語へのルビ+吸引・注入手順の動画+音声付きスライドで学ぶ画期的なテキスト!福祉サービスの現場で必要な知識・技術に絞り込んだ編集!
講義1 重度障害児者等の地域生活に関する講義(介護職員等によるたんの吸引等(第3号研修「特定の者対象」)の研修の概要;障害者権利条約と医療・福祉・教育制度の進展 ほか)
[日販商品データベースより]講義2 健康状態の把握と清潔・不潔(健康状態の把握;感染予防)
講義3 呼吸障害に対する支援、緊急時・危険防止およびたんの吸引に関する演習(息をする(呼吸)しくみと障害;たんの吸引:「口・鼻」から ほか)
講義4 摂食・嚥下障害に対する支援、緊急時・危険防止および経管栄養に関する演習(食べる・飲みこむ(摂食・嚥下)しくみと障害;経管栄養・経鼻胃管について―経鼻胃管の管理と手技のポイント ほか)
2012年に「社会福祉士及び介護福祉士法」が改正され、介護福祉士やヘルパー、障害児や障害者の通う通所施設・保育所・幼稚園・学校などではたらく児童指導員・保育士・幼稚園や学校の教師などを対象に、たんの吸引等の研修(第3号研修)が始まり10年以上が経過した。厚生労働省の調査では、2023年4月現在、たんの吸引等の研修を修了し、各都道府県に登録された介護職員等の数は、全国で約21万件になる。
制度開始時の受講者は、障害福祉サービスの重度訪問介護や障害児者通所施設の職員、特別支援学校教員など、実際に支援現場での経験が長い方がその中心だった。10年以上経過する中で、介護現場で働きはじめたばかりの人、読み書きに困難のある発達障害や軽度知的障害のある人、外国から来日して介護現場で働いている人(外国人介護人材)、2021年制定の「医療的ケア児支援法」以後は、保育所の保育士の受講も増えてきた。
特に読み書きに困難のある人や外国人の場合、テキストを読むことは困難でも会話なら理解できる人も多くいる。実際に、たんの吸引等研修の演習後のテストでは、問題文を読み上げる対応を行うとほとんど正解されていた。障害者差別解消法の改正で障害のある人への合理的配慮の提供が義務化されたことも踏まえ、個に応じた配慮を提供することは大切である。本テキストでは難しい漢字にはルビをふり、さらに音声や動画で医療的ケアの知識や技術を具体的に学べるようにした。
医学、福祉、法律用語など、日本人でも一般の人にはなじみのないことばが多い。テキストを読み上げて、ことばは聞き取れても、その意味がわからなければ理解したことにはならない。専門用語はどうしても使わざるをえない。内容を少なくして、たんの吸引や経管栄養のやり方だけできればよいという発想では、単なるケアのマニュアルとするのも問題である。そこで、福祉サービス等の現場でたんの吸引等を行うために必要な知識・技術に絞り込んだ内容にした。また、実際にたんの吸引や経管栄養の演習では、その操作の様子を映したビデオをテキストの二次元コードで見られるようにした。
わかりやすさを追求する一方で、たんの吸引等の研修に1号、2号、3号ができた歴史的経過なども載せている。医療的ケアの課題が社会の中で顕在化して、25年ほどかけてやっと法制化されたたんの吸引等の研修。障害当事者、支援者の強い願いによって制度化された歴史の重みも読み取ってもらえば幸いである。