宗教問題 ５１（２０２５年秋季号）

宗教の視点から社会をえぐるノンフィクション・マガジン

宗教問題 日本工業新聞社

• 価格: 1,000円（本体909円＋税）
• 発行年月: 2025年09月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784819114622

内容情報

[日販商品データベースより]

季刊　宗教問題　Vol.51　2025年秋季号

大特集　「宗教票」の終わり
公明党ほか“宗教系候補”が総崩れした参議院選挙
そして民意が選んだ新興政党は“新たな宗教”たりえるか！？

2025年7月の参議院議員選挙では創価学会を母体とする公明党が歴史的大敗を喫しました。そのほか立正佼成会や神社本庁系の候補も振るわず、まさにその結果は「宗教票」の終わりを予感させるものです。一方で新興政党が「ポピュリズム」と批判されながらも躍進。これから「宗教と政治」はどうなっていくのか、特集します。

そのほか曹洞宗や浄土真宗本願寺派、浄土宗などの各教団スキャンダルも徹底追及！

強力連載陣もますます好調！

兵頭二十八／大月隆寛／富岡幸一郎／広尾晃／末並俊司／東佑介

目次
大特集　「宗教票」の終わり
もはや宗教票は力なし、そして来たポピュリズムの時代……本誌編集部
参院選総括、リアル・ポストモダンへの助走……宮崎哲弥
負け続けの選挙戦のなかで公明はどう挽回策を練っているか……中山雄二
沈みゆく公明党を待つ「維新の連立入り」という悪夢……小倉健一
公明党の退潮は高齢化だけで語れぬ変化である……大濱崎卓真
座談会　三浦小太郎×宇山卓栄×真鍋厚「組織票の崩壊とポピュリズムの勃興」
日本人ファースト旋風のなかで外国人宗教コミュニティをゆく……前川仁之
必勝期した推薦候補も落選、立正佼成会の凋落はなぜか……尾上研一
今や「保守の牙城」は過去の話？　神社本庁はどこへ行く……伊藤博敏

第２特集　アジア宗教事件簿
中国◆少林寺住職の逮捕は共産党宗教政策の転換点か……福島香織
タイ◆世界遺産の寺で起きたカンボジアとの国境紛争……藤井伸二
韓国◆韓鶴子総裁も逮捕間近!?　統一教会捜査の実状……田中美蘭

迫真レポート
大正大学で「教員不当解雇」騒動が
「トップダウン型」の僧侶理事長が邪魔な教員を「不当解雇」!?……中山雄二
愛媛の曹洞宗僧侶が女子アナにセクハラ
片岡鶴太郎と“セクハラ共演”した「歌うお坊さん」の来歴……三品純
東京都大田区・天祖神社で紛争
境内地マンション化計画めぐり宮司と総代がモメている……山本和幸
本願寺派教団職員が金の使い込み
1200万円もの横領を見ながら涼しげな本願寺派の怪……小川寛大

連載
池田大作とその“周辺者”たちの航跡……小川寛大
宗教と政治の狭間……富岡幸一郎
マダガスカル・ドゥアニ信仰への招待……江端希之
日興と池田大作をつなぐもの……東佑介
現代日本人のための垂加神道入門……崎門学研究会
いま、「宗教と福祉」の関わりを問う……末並俊司

コラム
兵頭二十八／大月隆寛／慈永祐士／広尾晃

シネマ＆ブック
荒井秀顕／若杉良作／櫻井颯