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[BOOKデータベースより]
過去を好き勝手に書き換える「歴史否認」と、新たな史料や証言の発見や視点の拡張によって、より多層的なものとして語り直す「歴史修正」。ふたつの語りが対立する文化戦争の時代にあって、ミュージアムはいま「真実をめぐる語り」の土台を支える場となっている。排外主義と陰謀論が飛び交う欧米各地をまわり、現代社会を捉え直すフィールドワークの旅。
第一章 国の歴史を修正する(顔を描いて歴史を語る―ロンドン;国を愛するアメリカ美術―フィラデルフィア;アートが代わりに戦争する―ヴェネツィア;かえりみるキュレーション―ヴェネツィア)
[日販商品データベースより]第二章 人種差別の歴史を修正する(植民地主義にツッコミを入れる―スコットランド;トカゲをジャマイカに返そう―グラスゴー;現代アートの歴史修正主義―ロンドン;カルチャーが再生するアフロ=カリブ系イギリス人の街と歴史―ロンドン)
第三章 性の規範を修正する(ブラック・クィアの歴史を取り戻す―ロンドン;娼婦博物館で知る“赤線地帯の秘密”―アムステルダム;ヴァギナ博物館のカウンターカルチャー―ロンドン)
第四章 階級を修正する(ミュージアムのワーキングクラスヒーロー―マンチェスター;課題を抱える地区にミュージアムをお届け―フランス・イギリス各地;負け犬ロッキーが美術館と戦う―フィラデルフィア)
第五章 みんなで修正する(テンプルでフォーラムだ!―マンチェスター;普段づかいのミュージアム―マンチェスター;多様性のあるミュージアムとは何か?―マンチェスター;つくるを学ぶ子供博物館―ロンドン)
排外主義と陰謀論が飛び交う欧米各地で出会ったのは、負の歴史を未来に語り継ぐための「修正」を実践する数々のミュージアムだった――
戦争責任の軽視、植民地支配の正当化、差別の否認など、都合の悪い過去を好き勝手に書き換える「歴史否認」と、新たな史料や証言の発見や視点の拡張によって、過去を反省的に継承し、より多層的なものとして語り直す「歴史修正」。
ふたつの「修正」が対立する文化戦争の時代にあって、ミュージアムはいま「真実をめぐる語り」の土台を支える場となっている。わたしたちはいま、どのようにして歴史を語り直すことができるのか。1年かけて訪ね歩いた欧米各地のミュージアムから、現代社会を捉え直すフィールドワークの旅。