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[日販商品データベースより]
相馬家は、桓武平氏の一族にして平将門を祖と伝え、鎌倉期に千葉氏より入って家を継いだ師常が、源頼朝に従って平泉攻撃に功を立てて奥州行方郡を与えられ、奥州相馬家の祖となった。以降、明治維新にかけて約740年間、陸奥国の行方郡・標葉郡・宇多郡南半あわせて6万石を治めた。明治期、廃藩置県後も相馬中村「藩」では藩史編纂の作業が行われていた。第二次世界大戦中に完成し、東京の相馬邸に届けられた。この原稿は、その後の東京空襲で焼失してしまう。
昭和20年冬、新たに相馬中村藩史編纂の企画が持ち上がったが、諸般の事情から見送られた。替わりに歴代の編纂作業に携わった方々が拠り所にしていた慶長以降の代々の年譜が相馬家に伝存していたので、これを翻刻する作業が続けられていた。
本書は、相馬中村藩歴代藩主の年譜で、初代藩主利胤誕生の天正9年(1581)から、13代誠胤が歿する明治25年(1892)まで312年間、181冊の記録である。その後、翻刻本を相馬家に納めるにあたり、『相馬藩世紀』と名付けられた。今回の刊行では、再度の原本照合とともに頭注と校訂注を施し、利便性を向上させた。
当時の史料を引用しつつ、編年体にまとめられた本記録は信憑性が高く、相馬中村藩政史はもとより、幕政史や地域の民俗学の研究に大変有益な史料である。