- 男性解放批評序説 フェミニズム・トランスジェンダー・メンズリブ
-
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2025年09月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784834254082
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 時計島に願いを
-
価格:3,740円(本体3,400円+税)
【2024年10月発売】
- ヒエログリフを解け
-
価格:2,970円(本体2,700円+税)
【2023年01月発売】
- 神と革命の文芸批評
-
価格:4,950円(本体4,500円+税)
【2022年05月発売】
- 百田尚樹をぜんぶ読む
-
価格:1,034円(本体940円+税)
【2020年04月発売】
[日販商品データベースより]
男性特権にいかに向き合うか、「弱者男性」論は差別的か、自らの「痛み」を消さない男性学はあるか――。
著者が近年さまざまな媒体で発表した、フェミニズムやトランスジェンダー、そしてメンズリブなどジェンダーに関わる重要な考察を一冊にまとめた、著者初の男性学批評集。
加害と疎外が複雑に絡み合う「男性問題」のジレンマを、丁寧に解きほぐす一冊。
◆目次◆
はじめに――これからの男性解放批評のために
【1】
男が男を省みる――加害性と疎外の複雑なねじれ
「痛み」を消さない男性学を
男性特権にいかに向き合うか
澁谷知美+清田隆之編『どうして男はそうなんだろうか会議』を読む
【2】
私の性被害
村上春樹『女のいない男たち』を読む
村上春樹『街とその不確かな壁』を読む
「真の弱者は男性」「女性をあてがえ」――ネットで盛り上がる「弱者男性」論は差別的か?
インセルとは誰か?
批評と男性性――男性解放批評に向けて
渡部直己『子規的病牀批評序説』を読む
松浦理英子と男性解放批評
魯迅と暗黒男性批評
トランスジェンダー/フェミニズム/メンズリブ――『笙野頼子発禁小説集』に寄せて
日本的男性性とアパシー――交差的な対抗運動のために
【3】
男性解放批評とは何か?――終わりに代えて
あとがき
◆著者略歴◆
杉田俊介 (すぎた しゅんすけ)
1975年生まれ。批評家。『フリーターにとって「自由」とは何か』(人文書院)でデビュー。以後、文芸評論や労働・貧困問題について著述。著書に『非モテの品格』『マジョリティ男性にとってまっとうさとは何か』(ともに集英社新書)、『男がつらい!』(ワニブックス)、『宮崎駿論』(NHKブックス)、『糖尿病の哲学』(作品社)など多数。差別問題を考える雑誌『対抗言論』(法政大学出版局)では編集委員を務める。