- 宇宙の広さを知ったサル
-
心と文化の進化論
みすず書房
スティーブ・スチュワート・ウィリアムズ 加藤智子- 価格
- 4,950円(本体4,500円+税)
- 発行年月
- 2025年09月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784622098034
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[BOOKデータベースより]
なぜヒトは、こんな生き物なのか?なぜ嫉妬し、恐怖し、熱い恋をし、争い、助け合うのか?なぜアートや音楽、科学などの文化は発展してきたのか?なぜ生存・繁殖に役立たないことに、こんなに熱心なのか?誠実さとウィットに富んだ、進化心理学・ミーム学入門の決定版!
1 異星人の挑戦
[日販商品データベースより]2 ダーウィン、心に挑む
3 SeXX/XYな動物
4 恋をし、つがい、子どもを作る動物
5 利他的な動物
6 文化的な動物
付録A 「空白の石板」説支持者に議論で勝つ方法
付録B 反ミーム学論者に議論で勝つ方法
私たちは人間として生きることに慣れている。だから、次のような人がいても違和感はないだろう。恋に熱中する人、子の面倒を見る父母、困っている人を助ける人、音楽やアートを味わう人、ジャンクフードを楽しむ人、避妊する人、などなど。
しかしこれらはどれも、地球を調査してすべての生物の様子を把握した異星人の目には、ほかの動物と比べて大変奇妙に見えるようだ。曰く、配偶のときオス・メスともに選り好みすぎだし、一喜一憂しすぎ。オスが子育てに関与しすぎ。非血縁個体にも親切すぎ。音楽やアート、テレビや井戸端会議など、生存・繁殖に直接役立たない活動に時間を割きすぎ。不摂生や避妊で生存・繁殖をなぜか自ら阻害する、などなど。
言われてみればたしかにおかしな気がするこれらの指摘から、一つ疑問が浮かぶ。なぜヒトは、こんな生き物なのか?
この問いには、進化心理学と文化進化理論(ミーム学)という二つの学問領域が答えてくれる。進化の論理で眺めれば、性差、配偶行動と子育て、利他性の形成過程、さらにヒト特有の「文化」のありようとその変遷を理解できる。心と文化が進化して、私たちはこうなったのだ。本書はその核心を遊び心たっぷりの筆致で伝える、進化心理学とミーム学の決定版的入門書である。
巻末に、「「空白の石板」説支持者に議論で勝つ方法」「反ミーム学論者に議論で勝つ方法」の二篇を付録として収録。