- 列島哲学史
-
みすず書房
野口良平
- 価格
- 3,960円(本体3,600円+税)
- 発行年月
- 2025年09月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784622098027

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[BOOKデータベースより]
もし人間が一人きりで生きていくことができるなら、哲学を必要とすることはないだろう。他者との関係が生じ、それまでの世界像がゆらぎを経験せざるをえなくなったとき、哲学ははじまる。インド、中国、ヨーロッパ、米国という強大文明の辺境にある日本列島で、世界像のゆらぎは世界最大級だった。そこでうまれる哲学には、中央文明本位に普遍がイデオロギー化することに抗い、普遍に対する新しい考え方を構想する可能性があった。古代から現代まで列島哲学の歴史をたどる初の試み。
序説
[日販商品データベースより]1(太夫・才蔵モデル;孤立性と辺境性;「日本人」になるということ;記紀の世界像;遅れ反応の回路;「あはれ」から「無常」へ―「下からの普遍性」の発見;「日本語」の生成)
2(応仁の乱前後;西欧の衝撃と第二の鎖国;近世のほころび―宣長問題とは何か;ユートピア的構想力の探求)
3(内在と関係の対話;つくられた制度と制度をつくるもの;追い越さないという選択肢;戦時下のせめぎ合い;戦中と戦後のあいだ;イソップの寓話のように)
もし人間が一人きりで生きていくことができるなら、哲学を必要とすることはないだろう。他者との関係が生じ、それまでの世界像がゆらぎを経験せざるをえなくなったとき、哲学ははじまる。インド、中国、ヨーロッパ、米国という強大文明の辺境にある日本列島で、世界像のゆらぎは世界最大級だった。そこでうまれる哲学には、中央文明本位に普遍がイデオロギー化することに抗い、普遍に対する新しい考え方を構想する可能性があった。古代から現代まで列島哲学の歴史をたどる初の試み。