令和の米騒動 日本のコメはどこへ行く

文春新書　

文藝春秋
鈴木宣弘

• 価格: 990円（本体900円＋税）
• 発行年月: 2025年10月17日
• 判型: Ｂ４０
• ISBN: 9784166615094

内容情報

[日販商品データベースより]

いまも真っ只中の令和の米騒動。米価格の値上がりは政府備蓄米の放出、輸入拡大などでいったん沈静化したように見えつつも、市場への米供給が足りていないことが明白になった。温暖化による米の不作もその一因だが、より根深いのは長年にわたって推し進められてきた減反政策、アメリカからの米の輸入圧力を飲み、農家の収入不足、高齢化問題などに積極的な策を講じなかった農政の失敗という構造的な要因だ。

この数年でパンデミックを経て戦争が頻発し、インフレが問題になり、関税交渉の中でコメの輸入措置を飲むことにもなった。恒