- 娼家の灯/面影 川崎長太郎新聞連載随筆集
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- 価格
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年月
- 2025年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065407905
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【2024年12月発売】
[BOOKデータベースより]
その筆歴を通じ私小説を懸命に書き続けた川崎長太郎は随筆にも意欲を見せた。小田原や東京などで通いつけた私娼窟の女との交流を中心に綴る「娼家の灯」。郷里の変遷と風物を多角的かつ実感的に記した「西相今昔」。徳田秋声、宇野浩二、牧野信一、中山義秀―大切な師友を活写する「面影」。七〇年代末の社会を批評的に見据えた「週言」。人生の精髄を生き生きと描く、傑作随筆集。
娼家の灯
[日販商品データベースより]西相今昔
面影
週言
いわゆる赤線、著者が描いてきた「抹香町」、玉の井やその他私娼街など、娼婦の街に生きた女たちの姿を、感傷を排して描く「娼家の灯」。
小田原をはじめとする西湘地域の時代的な変遷をたどった「西相今昔」。
徳田秋声や宇野浩二ら長太郎が交友した作家たちの姿を活写する「面影」。
当時の社会への批評や自身の日常にまつわる出来事を綴った「週言」。
自らをもクールに見つめ容赦なく素材として使って描きつづけた私小説作家ならではの、感傷を排した筆致でありながら、どことなくユーモアの気配漂う昭和文士の文章の芸が様々な角度から存分に堪能できる、講談社文芸文庫オリジナル編集の傑作随筆集。