この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 「国民歌」を唱和した時代
-
価格:2,530円(本体2,300円+税)
【2019年07月発売】
- 中国の名作をどう読むか
-
価格:6,600円(本体6,000円+税)
【2025年05月発売】
- 障害者歯科学 第2版
-
価格:3,300円(本体3,000円+税)
【2019年03月発売】
- SDGsで考える日本の災害(全3巻セット)
-
価格:10,560円(本体9,600円+税)
【2023年10月発売】
- なんどでもはってはがせる! ぷにペタシールBOOKどうぶつ
-
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2025年07月発売】
[日販商品データベースより]
明治期以降、西洋音楽が軍隊や教育の現場を中心に普及していき、大正期から昭和初期、そして戦時下に至る過程で、レコードやラジオを通じて音楽は人々の生活になくてはならない文化として定着した。戦争と音楽はプロパガンダの側面などが注目されがちだが、戦時下日本の日常で音楽はどのように鳴り響き、人々を楽しませていたのか。
日本近代史の捉え方という大きな視点や日本の近代音楽史のベースを押さえたうえで、大阪朝日会館での音楽の取り組み、エロ・グロ・ナンセンスと流行歌、堀内敬三の音楽観の変遷など、これまで注目されてこなかった音楽文化の諸相に光を当てる。
加えて、ナチス・ドイツと日本の音楽交流、ヨーロッパの「国民音楽」との交差、植民地朝鮮での音楽活動など、海外事情と音楽文化の緊張関係も掘り起こす。
国内外の事例に、戦前・戦後の連続性/非連続性という時間軸も織り込んで、敗戦後80年の2025年に「戦争と音楽」を鋭く問う貴重な成果。