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ニュー・ブルータリズム

善と美の相剋

鹿島出版会
レイナー・バナム 江本弘 

価格
6,930円(本体6,300円+税)
発行年月
2025年09月
判型
B4
ISBN
9784306047204

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内容情報
[BOOKデータベースより]

1章1節 はじめに言葉ありき…
1章2節 フルシチョフ以前の論争
2章1節 マルセイユのユニテ・ダビタシオン
2章2節 イリノイ工科大学(シカゴ)
3章 ハンスタントンの中等学校
4章1節 無形式主義への前進
4章2節 イェール大学アートギャラリー(ニューヘイヴン)
4章3節 マニフェスト
5章1節 ブリュット、非芸術そして異形の芸術
5章2節 「異形の建築」に関する覚書
5章3節 戦前都市計画の終焉
6章1節 ジャウル邸(ヌイイ=シュル=セーヌ)
6章2節 ハム・コモン集合住宅(ロンドン)
6章3節 ブルータリスト・スタイル
7章 批評家泣かせのブリック・ブルータリスト
8章1節 イスティテュート・マルキオンディ(ミラノ)
8章2節 3つのハビタット:ハーレン、晴海、シェフィールド
9章 ある生存者の回想

[日販商品データベースより]

異端の名著、半世紀の時を経て完全復刻。

『ニュー・ブルータリズム』は名著か、悪書か? その受容経緯からすれば、それはもっぱら悪書とされてきた。また現在の目において、事実関係を注視して内容の誤りをあげつらえばきりがない。かたや近年では、忌み嫌われた過去の再評価のなか、嫌悪の対象とされてきた「ブルータリズム建築」への偏愛とともに、本書は突如として古典的な権威と化した。また戦後建築史を描いた最初期の建築史書のひとつであるという意味では、それは遡って読まれるべき名著である。
 しかしそのような善悪の彼岸でこそ、本書が投げかけるさまざまな疑問符は、読み解かれるべきときを待っている。
――江本 弘

「ニュー・ブルータリズム」という言葉は1950年代前半、アリソン+ピーター・スミッソンを中心としたサークルで生まれた。それが世界的に広まったのは、現代建築界にすでに広く行きわたっていた、ル・コルビュジエの「べトン・ブリュット」を再生・発展させようとする態度に端的な呼称を与えたためである。現在、ブルータリズムは代表的なトレンドのひとつとなっている。それはまた多くの者にとって、近代建築の道徳的要求の更新を意味する。
その出発点においてブルータリズムが問題としたのは、造形ではなく精神的態度である。責任、真実性、客観性、素材と構造の正しさ、可読性などの概念がそこには含まれている。
建築史家としての最重要人物のひとりレイナー・バナムは、イギリスの国際建築家サークルの関係者であった。その彼がブルータリズム現象の来歴を語り、その歴史的分類を行い、批判的に鑑賞し正しく説明した本書は彼の最高傑作に列するものである。現行の論争の最前線を明らかにしたバナムの『ニュー・ブルータリズム』は、戦後最大の国際貢献の一端を担っている。
「現在多くの者にとって、「ブルータリズム」という言葉は粗い表面ほどの意味しか持たない。エピゴーネンにとっては、エレガントな工業的造形がざらざらしたカーテンウォールに変わっただけ、ある建築の流行が他の流行に置きかわっただけのことである。しかしブルータリズムが本来目指していたものは特殊なファサード化粧などではなかった。ベルラーヘからバケマに至る言説に示されるように、それはモダニズムの道徳的要請を呼び覚ます運動だったのである。ブルータリズムは感情を極端に冷たく抑えたミース建築を超克しようとした。ブルータリズムの理解では建築物は内から外へと展開する。かくしてブルータリズムは空間境界の可塑性に対する感覚を再覚醒させた」
――ユルゲン・イェディケ

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