- 描かれた 蝦夷地・北海道 イメージの500年
-
地図で読む日本北辺史
- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2025年08月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784634591516
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[BOOKデータベースより]
エゾの世界と日本が出合って以降、時代ごとの世界観が、多様な地図に描かれつづけていた。常に境界が動き続けてきた北辺地域をめぐる、「日本の国土像の変遷」を探る!なぜ、北海道だけ「道」なのか?北辺地域(北海道島、サハリン島、千島列島)を描いた地図を時代順に並べることで、現在の世界のみえ方、日本の国土像がどのように変遷してきたのかがみえてくる!
第1部 エゾの世界と日本の出合い(〜安土桃山時代)(北海道島、はじめて地図に描かれる〈古代・中世日本の世界観〉;征服者秀吉の「エゾ」認識〈統一政権の誕生と北辺地域(一六世紀末)〉)
[日販商品データベースより]第2部 曖昧な領域に立つ松前藩の時代(江戸前期〜中期)(流行作家西鶴の蝦夷地名所案内〈松前藩の成立(一七世紀前半)〉;百科事典が語り伝えたアイヌの国々〈シャクシャインの戦い(一六六九年)〉;冒険商人飛〓屋の盛衰〈和人商人の蝦夷地進出(一八世紀中頃)〉;日露両国の邂逅〈幕府の蝦夷地進出(一八世紀末)〉)
第3部 日露の接近が招いた「蝦夷地」の終焉(江戸後期〜明治初期)(「間宮海峡発見」、その先の旅へ〈幕府の蝦夷地支配(一九世紀初頭)〉;副将軍は「北地」をめざす〈海防論と攘夷論(一九世紀前半)〉;幕末のサハリン国境守備隊〈サハリン島をめぐる日露国境問題(一八五六〜六八年)〉;「北加伊道」と「北海道」〈北海道の成立(一八六九年)〉)
第4部 進む北海道開拓と「内地化」の進展(明治〜昭和戦前)(“日本史上最大”の根室県〈開拓使から三県一局へ(一八八二年)〉;忘れられた島「北州」〈国定教科書の登場(一九〇三年)〉;「薩哈嗹(サガレン)州」への野心〈ロシア革命干渉戦争(一九一八年)〉;「産婆」も地図に描かれた拓殖事情〈釧路台地の開発(二〇世紀中頃)〉)
第5部 新しい日本の国土像創出へ(昭和戦後〜現代)(北海道地図から消えた「千島」〈戦後の北海道像(一九四五年)〉;縫い取られた兄妹の足跡〈現代社会と先住民族〉)
近代まで明確な国境がなかった北辺地域(北海道本島・サハリン島・千島列島)について、「日本人」はどのようにとらえていたのか。
時代時代につくられた地図をたどっていけば、当時の人びとが描いていた世界観、国土観が明らかになる。