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[日販商品データベースより]
高校の教科書等には、空海については、入唐して密教を学び真言宗を開いたこと、その密教については、現世利益の加持祈祷をおこなって貴族社会に支持されたというような記述がなされている。これでは空海や密教を理解できないばかりか、却って誤解を生む原因になろう。
空海の思想を代表するキーワードに即身成仏がある。「この生身のままで仏になることができる」と解されるが、これも誤解されやすい。真意は、個々人の覚りに至ること(清浄な心になること)によって、現世を理想の世界(仏国土)にすることが可能であるということである。
晩年の著書、『十住心論』は、当時のすべての思想を取り上げた比較宗教論である。そこに見られるのは、他の思想を否定するのではなく、すべてに長所を見出して、その共存・共生を説くものである。
空海の思想は広大で深遠である。世界最高・最大の思想家のひとりであることは間違いあるまい。しかも、その思想は、こんにちの諸問題―地球環境問題やイスラエル・ハマス戦争など―の解決に極めて有用な示唆を与えてくれるはずである。
本書は、空海の生涯を確かな史料にもとづいて辿ると共に、その広大・深遠な思想の紹介を試みたものである。