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[BOOKデータベースより]
住宅観・住宅構想の変遷と、民間零細借家、社宅、市営住宅、橋下の住宅、そして、ホームレス向け簡易宿舎での住民の日常生活や抵抗・反対運動の事例から考える。
第1部 「住宅の社会性」を重視する社会とそうでない社会(近世〜現代日本の住宅保障史;比較理論からみた「日本型」住宅政策;貧困救済の担い手と住宅問題―一九一〇〜二〇年代の大阪府方面委員の活動;第二次大戦後の難民の統合から今日のソーシャル・ワーカー雇用まで―ドイツ・ゾーリンゲン貯蓄建設組合の活動―[講演会記録];一九世紀アーヘンの住宅建設運動とキリスト教理念)
[日販商品データベースより]第2部 地域社会形成における住宅の役割の強さ・弱さ(都市の公共住宅計画の総合性と地域社会概念―関東大震災後から第二次大戦後まで;三井三池炭鉱における社宅と主婦会―労働と暮らしと地域のコミュニティ;第二次大戦後の民間賃貸住宅の零細家主と借家関係の変容;「不法居住」地での地域社会形成―戦後京都における橋下住民;ホームレス状態にある人々への居住支援と地域社会形成;市営住宅団地と地域社会の形成―二〇世紀後半西ドイツ・シュツットガルト市の場合)
なぜ住宅は「社会的」なものなのか
住宅観・住宅構想の変遷と、民間零細借家、社宅、市営住宅、橋下の住宅、そして、ホームレス向け簡易宿舎での住民の日常生活や抵抗・反対運動の事例から考える。
地域社会の形成にとって重要だったのは住民や関係者の「積極的」な関与だけではない。戦後日本の「橋下」住宅を訪問する警察官、学校の先生、民間零細借家における家主、ドイツの市営住宅に住む身体的、精神的障がいを持つ高齢の女性住民の「消極的」な関与もまた、地域社会の形成に欠かせぬ要素となった。