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[BOOKデータベースより]
没後50年。ランボーに並ぶ放浪詩人・金子光晴。最後の書き下ろし詩集、復刻。
月とあきビン
[日販商品データベースより]あきビンを選る人の唄
机のうえのいっぽんのあきビン
戦争で生きのこった一本のあきビン
短詩(三篇)
半ダースのビール壜の兄弟が、海をあくがれて旅に出たという、かなしい童話を、詩ものがたりにして、つくりあげた古風な詩を一つ。
短詩(三篇)
エピローグ
本書は、二度にわたる東南アジア/欧州への長期放浪を経て、太平洋戦争と騒乱の六十年代をくぐり抜け、人生の最終コーナーに差しかかった金子光晴が、戦場の空き瓶とその中で萎れている花に仮託し、神と宇宙の狭間にある深い孤独を語った、最後の書き下ろし詩集である。
『踏止りのない昏睡に入る、その瞬間に、影と魔性はもつれあい、
そこの辻で、
千年と、一瞬がすり變る!』
『人間がいなくなって、第一に困るのは、神樣と虱だ』
『一九xx年、人類の科學が遂に、、ロケットに二十人もの人をのせて
月に上陸することに成功しても、子供の好奇心を滿足させただけで、ラジオニュースが耳のはたでがなり立てても
またか、という顏で、人はききながす。
この地球には、もっと切羽つまった、解決できないことがいっぱいあるからだ。』
(文中より)
本書執筆時、金子はすでに77歳。死の3年前にしてこの筆力。日本を代表する象徴詩人である金子光晴。その没後50年を迎える今、深淵に向かう孔が開きかけているかのようなこの時代にこそ、もっと読まれるべき詩集である。
カバーには、パリでの極貧生活のなか、今から約百年前のカフェの賑わいを独特のペーソスで描いた光晴自作の水彩画「モンパルナスの景」を使用。昭和百年、金子光晴没後50年!
田村隆一・評:
素晴らしい詩集である。(略)おそらく金子さんの全詩集の中でも、この詩集はもっとも重要なものとなるだろう。そういう凄味のある詩集が、小さな出版社から、さりげなく刊行された。ほんとに金子さんは憎ったらしいよ。