この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- おともだちとなぞなぞ1・2年生 新装版
-
価格:990円(本体900円+税)
【2025年05月発売】
- 一巻の終り!動脈硬化
-
価格:715円(本体650円+税)
【1985年03月発売】
- デモクラシーの古典的基礎
-
価格:24,200円(本体22,000円+税)
【2003年10月発売】
- 紀伊の霊場と近世社会
-
価格:9,020円(本体8,200円+税)
【2019年09月発売】


























[日販商品データベースより]
昭和・平成・令和を生き抜いた須和子。
愛する者を喪いながらも、命の記憶を抱いて生きる女性の人生譚。
時代と土地と家族の記憶をつなぐ、静謐にして壮大な日本近代の叙事詩。
「大正十一年生まれ」の人たちが二十歳になるのは昭和十七年。男子は「十七年徴兵」の現役兵となり、最前線へ。ここ奥熊野の貧しい山村でも多くの若者が戦死し、多くの女たちが戦争未亡人となり、不治の病に侵され命を奪われていった。
過酷な時代を生きた人々の生々しい証言の記録が、反戦への強い抗議となって読者の心に楔を打ち込む。
〈松嶋節「跋」より〉
表題作ほか、中部ペン文学賞受賞「悪名の女」など4作品を収録。著者の集大成となる作品集。