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[BOOKデータベースより]
第一章 早く逝きし俳人たち(中西其十の跡;田中青牛を知る;大橋裸木の仕事;河本緑石の世界;松本青志の青春;アナキスト和田久太郎の俳句;藤田源五郎の幻影;高橋鏡太郎の真景;本島高弓の真価;堀徹の俳句と評論;鎌倉鶴丘と柏原鷹一郎―埋もれた早世俳人)
[日販商品データベースより]第二章 早く逝きし俳人たち―人は何故詠おうとするのか(自己紹介;『日本古書通信』と古書業界;古書業界の使命;『戦争俳句と俳人たち』『自由律俳句と詩人の俳句』について;早く逝きし俳人たちの存在;不思議な出会い;荻原井泉主宰『層雲』の早世自由俳人;実社会に出る前の早世;高柳重信の影で;俳句界における「学歴」の意味、通説・偏見の壁;まとめ)
優れた才能を持ち、輝くような作品を残しても、人々の目に触れる資料がなければ、またその人と作品を伝える語り部がいなければ、時の流れに埋もれていってしまう――
本書は「日本古書通信」を長年編集してきた著者が、膨大な数にのぼる俳句雑誌を通覧してきたなかで出会った、早世俳人たちの作品を、その初出誌にさかのぼり出来る限り紹介したものである。
「彼らの無念を晴らすべく、作品を見つけ出して後世に残してあげよう」と考えていた著者は、執筆しながらその認識を改める。「彼らは後世に名を残すために俳句を作り、あるいは評論や随筆を書いたのではない」。
「人が表現手段として俳句を選んだ時から、その人の俳句人生が始まる。生きることと俳句を作ることがイコールになる。生きた証ではなく、俳句を作り、批評し、随筆を書くことが生きていることなのである。そして彼らのように病により、あるいは戦争により死が目の前の現実となった時、それは祈りに変わる。」ついに「彼らと共にありたい」願うにいたる。
著者とともに振り返る、「早く逝きし俳人」たち。登場する俳人は、中西其十、田中青牛、大橋裸木、河本緑石、松本青志、和田久太郎、藤田源五郎、高橋鏡太郎、本島高弓、堀徹、鎌倉鶴丘、柏原鷹一郎など。
「早く逝きし俳人たち」の多くは戦争の犠牲者である。平和であれば埋もれずに済んだ。
【 優れた才能を持ち、輝くような作品を残しても、人々の目に触れる資料がなければ、またその人と作品を伝える語り部がいなければ、時の流れに埋もれていってしまう。
私は古書業界に身を置いてきたので、様々な資料に出会う機会に恵まれている。俳句関係の資料は需要も少なく、時にはゴミとして処分されてしまうことも少なくない。ことに膨大な数にのぼる俳句雑誌などはその典型である。しかし、雑誌は時代を写す鏡であり、些末なことを含め出来事を後世に残す歴史資料である。時代を追いながら丹念に見ていくと、思わぬ出会いをすることが多い。その中でも惜しまれながら早世した俳人たちの追悼記事には殊に心惹かれるものが多かった。】……「はじめに」より