- 上方落語に見る江戸明治期の社会とことば
-
- 価格
- 6,930円(本体6,300円+税)
- 発行年月
- 2025年08月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784801110151
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[BOOKデータベースより]
第一章 はじめに(船場ことばの動態保存;日本語の待遇表現;尊敬語;謙譲語;尊大語;卑罵語;社会的・歴史的側面)
[日販商品データベースより]第二章 江戸期の社会(二百六十年の略史;身分制度;衣食住)
第三章 明治以降の社会(貨幣制度;衣食住)
第四章 京ことばと船場ことば(洛中の地理;京ことば;船場の地理;船場ことば)
第五章 上方言葉に見られる特徴的な音声的・音韻的変化について(サ行転呼音;撥音化;ウ音便と短縮化など)
第六章 商家の噺(『百年目』;『口入れ屋』;『質屋蔵』と『崇徳院』;『千両蜜柑』;『壺算』と『古手買い』;『はてなの茶碗』)
第七章 長屋の噺(『不動坊』;『貧乏花見』;『饅頭こわい』と『田楽喰い』;『天神山』)
第八章 お茶屋噺(『けんげしゃ茶屋』;『冬の遊び』;「愛宕山」;『親子茶屋』;「立ち切れ線香」;「莨の火」;「菊江仏壇」;考察と結び)
第九章 侍言葉(『鹿政談』;『佐々木裁き』;『宿屋仇』;『天狗裁き』)
第十章 旅ネタ(『伊勢参宮神之賑』;『兵庫の渡海 鱶の身入れ』;『地獄八景亡者戯』;『池田の猪買い』)
第十一章 女性語と子供語(『掛け取り』;『舟弁慶』;延陽伯;『三枚起請』;『初天神』;『鋳掛け屋』)
第十二章 結び(人称代名詞;終助詞;本動詞;補助動詞;普通名詞;接頭辞と接尾辞;統語範疇別の総括)
2021年発行『上方落語にみられる待遇表現』の続編。前著では語用論的見地から待遇表現を分析することに専念したが、本書は社会言語学的な視点を取り入れ、百年前まで人々がどのように暮らしていたかという事情に踏み込んだ。
【はじめに】
■「端書き」より
本書の内容は、前著『上方落語にみられる待遇表現』を発展させたものです。前著では日本語の待遇表現を敬語と卑尊語とに大別して体系化するという試みを打ち出しました。そこでは敬語を大きく尊敬語と謙譲語とに二分して、前者は相手を持ち上げることによって敬意を言語化し、後者は自分を下げることによって謙る意識を具現する、というように捉えました。「卑尊語」というのは敬語に対置させるという意図を持って造語した苦心作ですが、卑罵語と尊大語を無理矢理に括りました。卑罵語とは相手を卑しめ罵る言葉遣いですが、教育上は憚られるためか、言語学研究としては余り体系化されていません。しかしながら日常生活では、ごく普通に使用しています。尊大語はもっと意識されない存在で、江戸時代の侍言葉ぐらいにしか見出すことができません。前著では尊大語を定義して待遇表現として位置づけるという分析を行いました。(中略)
前著では語用論的見地から待遇表現を分析することに専念しましたが、本書は社会言語学的な視点を取り入れて、百年前まで人々がどのように暮らしていたかという事情に踏み込んでみました。