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[日販商品データベースより]
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★ヨビノリたくみ氏(教育系YouTuber)推薦!★
「この熱量で話しかけてくる大学院生時代の友人を思い出しました。
理系の良いところと悪いところの全てが詰まった一冊です!」
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理系のバックグラウンドを持つ作家・大滝瓶太が誘う、理系的な名作の読み方。
本書の前半は「講義編」と位置づけ、理系的な読書の思索法を提示していきます。
序盤に論じられるのは、フランツ・カフカの『変身』『城』といった作品群。カフカ作品と分子シミュレーションの類似性から不条理文学を熱力学的に解釈、それを通して「小説を解く」ということを考えます。
小説を「解く」から始まり、「発見する」、「近似する」、「使いこなす」、「読む」、「小説する」、そして最終的には「書く」と展開していきます。
登場する本は、ガブリエル・ガルシア〓マルケス『百年の孤独』、ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』から円城塔『これはペンです』など幅広く、取り上げるテーマも「ジャンル考」、「メタフィクション」、「人称問題」など多岐にわたります。さらに、本格ミステリを例に小説の競技性を指摘し、それが小説が書かれるうえでどのような影響があるのかを考察します。
後半は「実践編」とし、「特殊設定ミステリ試論」、「幽体離脱する『私』――『拡張された私小説』としての滝口悠生」を収録。
小説はなぜ書けてしまうのか〓〓この根源的な問いに挑む著者が、自らの経験と知識をもとに描き出すのは、小説を「読む」ことの再発見であり、「書く」ことの新しい地平。科学と思索、構造と物語が交差する、知的刺激に満ちた読書エッセイの誕生。