AI活用術 未来を切り拓く
夏の疲れを癒すご自愛ごはん 薬膳 ゆるエッセイ
予約ランキング 新刊予約できます!

オンライン書店【ホンヤクラブ】はお好きな本屋での受け取りで送料無料!新刊予約・通販も。本(書籍)、雑誌、漫画(コミック)など在庫も充実

在庫状況:予約受付中です
『伊藤整 太平洋戦争日記』を読む(仮)

彩流社
澤井繁男

価格
4,400円(本体4,000円+税)
発行年月
2025年09月
判型
46
ISBN
9784779130724

欲しいものリストに追加する

内容情報
[日販商品データベースより]

戦後80年記念!作家・伊藤整が記した「戦争日記」を精読する!!本書は『太平洋戦争日記』全3巻[昭和16(1941)年/昭和17(1942)年/昭和18(1943)年/昭和19(1944)年/昭和20(1945)年]を要約したものである。日本戦時下の尋常ではない様子を明確に把握することができる日記である。それらをくっきり浮かび上がらせるよう、内実を重視し小見出しを付した。

伊藤の日記を目の前にしたときには思わず唸った。太平洋戦争下での日記だからなおさらだった。伊藤が約4年間の日記を公開されるものとして書いたかどうかは知らない。病気、便の質、結核に冒されて友人夫婦が次々と子供を残して死んでゆく悲劇など、読者に不快感を覚えさせては商品にはならない。でもありのままを書いて、そこに戦時下の生活や戦況の実相を提示したいという企図の下でなら日常生活への密着は大いにありうる。当時、伊藤への原稿・単行本の依頼は、戦後にはどこへ行ったか知られない中小出版社からの要請がかなりあって、原稿を依頼した版元でいまに残っているのは、新潮社、河出書房くらいで、あとの中小出版社は日記が終了した以後の戦後には生き残られなかったのではないか。また、そういう意味では、それらの版元は貴重な版元と謂え、伊藤の筆一本と自認する生活を支えてくれたことになる。日記のなかで整は盛んに印税・増刷分の印税、雑誌の原稿料の計算を行なっている。どの版元も規模にかかわらず原稿料を支払っている。昨今の出版苦境とは大違いで、戦前は筆一本でもなんとか食べていくことができたことを示している。現在の出版業界と往時の人々の書籍への関心には大きな隔たりがあるという事であろう………。

この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。

片岡繁男著作集 第三巻

片岡繁男著作集 第三巻

片岡繁男 

価格:4,950円(本体4,500円+税)

【2025年10月発売】



ユーザーレビュー

この商品に寄せられたカスタマーレビューはまだありません。

レビューを評価するにはログインが必要です。

この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。

レビューを書く

本好きのためのオンライン書店

Honya Club.comへようこそ

Honya Club.comは日本出版販売株式会社が運営している
インターネット書店です。ご利用ガイドはこちら

  • サイトで注文&書店受け取り送料無料
  • 宅配なら2,000円以上で送料無料!
  • 予約も取り寄せも業界屈指の在庫量
  • 外出先でも検索や購入がカンタン!
新規会員登録   初めての方はこちら

出版業界資料

最近チェックした商品
  • 1位

    火花

    火花

    又吉直樹 

    価格:1,320円(本体1,200円+税)

    【2015年03月発売】

  • Honya Clubカード
    • Honya Club とは
      Honya Clubはお得な「本のポイントサービス」です。ご入会いただいたお客様には特典が盛りだくさん!お近くのHonyaClub加盟書店でご入会、ご利用いただけます。
      Honya Club加盟書店は店舗一覧にてご確認ください。Honya Club加盟店アイコンのマークが目印です。
      HonyaClub会員規約
      個人情報の取扱いに関する規程
      ※上記は加盟書店店頭で使用できるHonyaClubカードの規約です。

    • Honya Club 公式アカウント facebookファンページ Twitterアカウント LINE@アカウント