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[BOOKデータベースより]
科学主義偏重の精神医学の世界を吹き抜ける人間学的思考の薫風。
第1章 自分が自分であるということ―木村敏の自己論について
[日販商品データベースより]第2章 事象そのものへ―あいだの現象学
第3章 躍動する生命―生と死の意味を考える
第4章 西田幾多郎と木村敏―生命とイントラ・フェストゥム
第5章 私に先立ち私を規定する時間―ポスト・フェストゥムの消滅
第6章 「あいだ」を拓く
第7章 「行為的直観」の臨床哲学
自己はいかにして自己となるのか。
〈あいだ〉という独創的な切り口で、精神病理学の世界に革新的な視点をもたらした精神科医・精神病理学者、木村敏。
彼は、精神科という「一般化」のできない個別的な臨床現場で、つねに患者の病と苦悩に寄り添い、人間の生の本質について思索しつづけた孤高の思想家でもあった。
本書は、病の有無にかかわらず人が人としてありのままの姿で生きてゆくことを目指した木村敏の〈臨床哲学〉と、それに敷衍する自己論・時間論・生命論の真髄を、木村の謦咳に直接接した精神科医・哲学者が、新たな思索の広がりをもって展開した一書である。
編者が「あとがき」で取り上げている「私が生きた人生のプロット、私が描いた臨床哲学のプロットは、いつの日にか私とは別のだれかの人生と思索によって、もう一度生きなおされるのではないか」という木村自身の言葉どおり、本書は7名の執筆者によって生き直され、次の世代へと手渡された〈木村臨床哲学〉の精神のバトンと言えるだろう。