この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 大往生 医者が考える最高の死に方と極意
-
価格:990円(本体900円+税)
【2022年12月発売】
- 「自然死」のすすめ
-
価格:935円(本体850円+税)
【2021年01月発売】
- この世を生きる「あの世」の教え
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2020年12月発売】
- おかげさまで生きる
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2014年06月発売】
- クリシュナムルティの教育・人生論
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2000年11月発売】
[BOOKデータベースより]
〈仮面〉とは、世界と自己とのあわいにおいて曖昧な〈私‐他者〉を重層的に形づくる文化的な仕掛けであった。日本人は古来、素顔の奥を直感的に見通す、不思議な視線を持ちあわせていた。本書は、〈顔〉が表層の記号と化し、〈仮面〉が自己偽装の道具と成り果てた時代に世界の仮面文化、芸能、文学、絵画、映画を渉猟しながら、人間の生のあり方を根底から問い直そうとする、「革命の書」である。
1 顔、面、ペルソナ 和辻哲郎に導かれて
[日販商品データベースより]2 〈うしろ向きに未来に入る〉こと 戸井田道三と能面
3 諷刺と蜚語の王国 金芝河における仮面の叛乱
4 他者性の乱舞 メキシコと仮面
5 ヴァンクーヴァー島への小さな旅 レヴィ=ストロース『仮面の道』を傍らに
6 恐怖と仮面 ポーからボルヘスへ
7 苦く甘美な喧噪 ジェームズ・アンソールと仮面の祝祭
8 哲学者の夢の涯てに プルチネッラと永遠の生
9 隠喩としての仮面 ファノン、セゼール、ボールドウィン
10 仮面の解剖学 安部公房における〈顔の喪失〉
11 ポスト・フェストゥムの仮面 セリエント、吉岡実、ベンヤミン
12 死者の召喚 三つの仮面劇をめぐって
13 もう一つのペルソナ 〈仮面の政治学〉の彼方へ
〈わたし〉とは、仮面である。
〈素顔〉こそ、仮面である。
社会を泳ぎわたるために「素顔」を覆い隠し、
偽りの「仮面」を付けて生きるという幻想。
うわべの自己同一性を悲壮な覚悟で抱えた現代人に
〈わたし〉の自在な変身可能性を呼びかける
スリリングな思索の試み。
写真:石川直樹
***
造本設計:松本久木(松本工房)
リバーシブルカバーの豪華特装版!