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[日販商品データベースより]
23の国と地域で翻訳決定! 話題沸騰の芥川賞受賞作がついに文庫化!
「私の身体は生きるために壊れてきた。」
井沢釈華の背骨は、右肺を押し潰すかたちで極度に湾曲している。
両親が遺したグループホームの十畳の自室から釈華は、有名私大の通信課程に通い、しがないコタツ記事を書いては収入の全額を寄付し、18禁TL小説をサイトに投稿し、零細アカウントで「生まれ変わったら高級娼婦になりたい」と呟く。
ある日、グループホームのヘルパー・田中に、そのアカウントを知られていることが発覚し――。
【文庫版の特徴】
・ルビを大幅に増やしました。
・著者が執筆にあたり大きな影響を受けたと語る『凜として灯る』の著者・荒井裕樹氏との往復書簡「世界にとっての異物になってやりたい」(「文學界」2023年8月号)は、大変話題となりましたが、今回新たな書簡を特別付録として追加し、全文を巻末に収録しました。
【第128回文學界新人賞・第169回芥川賞選考会で話題沸騰】
打たれ、刻まれ、いつまでも自分の中から消えない言葉たちでした。この小説が本になって存在する世界に行きたい、と強く望みました。――村田沙耶香
小説に込められた強大な熱量にねじ伏せられたかのようで、読後しばらく生きた心地がしなかった。――金原ひとみ
弱さが強さに反転している。笑いと知性に満ちた傑作。――吉田修一
健常者をムチ打つ悪態のカデンツァ。爽快極まる露悪趣味。しびれました。――島田雅彦