- 伝言
-
- 価格
- 1,001円(本体910円+税)
- 発行年月
- 2025年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065401415
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 魔王陛下の最愛 人生n回目の悪役令嬢ですが、ヤケクソで魔王に√チェンジしたけど今回もダメかもしれない
-
価格:660円(本体600円+税)
【2025年08月発売】
- 他者の単一言語使用
-
価格:1,001円(本体910円+税)
【2024年08月発売】
[日販商品データベースより]
わたしは、やっと、自分がなにを作っていたのか知った。
満洲国・新京。
そこで彼女たちに何があったのか。
戦後80年
『きみはいい子』『世界の果てのこどもたち』『天までのぼれ』の著者がおくる、語り継ぐべき物語。
『世界の果てのこどもたち』には書かれなかった、もう一つの真実。
わたしは気づけなかった。
気づけなかったことはたくさんあった。
この物語の中で繰り返されるこの言葉が、いまを生きる、私に迫る。(略)
私はこの作品が『伝言』と題されたことの重大さを、ずっと考え続けている。
――小林エリカ(解説より)
満洲国・新京で暮らす、ひろみ。
聖戦とよばれた戦に勝つため、工場に集められた彼女たちは、鉄の機械とのり、刷毛を使って畳ほどの大きさの「紙」を作り続ける。
それが何なのか、考えもせずに。
五族協和、尽忠報国――信じていた国でひろみたちはどう生きたのか。
これはわたしたちが忘れてはならない物語。